俳優の福士蒼汰と安藤政信が16日、カンテレ・フジテレビ系ドラマ『DIVER-特殊潜入班-』(22日スタート、毎週火曜21:00~ ※初回15分拡大)の取材に応じ、撮影のエピソードや見どころなどを語った。

  • 福士蒼汰(左)と安藤政信

同ドラマで、福士は「潜入捜査チーム(通称D班)」の潜入捜査官・黒沢兵悟を、安藤はD班の班長・伊達直哉を演じている。

互いの印象を聞かれると、福士は「安藤さんの印象は、ミステリアスで、すごく心がむき出しの状態で常にいらっしゃるな、と思いました。素敵な部分をたくさん持たれているので、そういう部分を吸収できたらいいなと感じました。安藤さんが演じている伊達という役柄は、安藤さんがすごくまっすぐに演じていらっしゃったので、より魅力的なキャラクターになっていたんじゃないかなと思います。伊達は、熱さを持った男なので、見ていてすごくすがすがしいと思います」とコメント。

一方の安藤は「蒼汰は本当にクレバーで、アクションだろうがなんだろうが余裕で涼しい顔で乗り越えていく。それを見ていて、きれいな人だなって思いました。主人公の兵悟には、正義に対するまっすぐさを感じました。正義を追求しすぎるとここまでなるかというくらい」と印象を語った。

今回のドラマは、7月から9月にかけてすべて関西で撮影。福士は「雨と暑さが大変でしたね。7月はめちゃめちゃ雨が降って、8月はめちゃめちゃ晴れて。外のシーンが多かったんですけど、本当にみんな汗だくになりながら撮影していました。こういうご時世なので、マスクだったりフェイスガードをしながらの撮影だったんですけど、みんな本当に笑い合って撮影していたなって。作品もそんな爆笑するようなシーンはないんですけど、“みんなで楽しんで良い作品つくってるね”っていう感覚で、この2カ月間を過ごしたな、と思います」と振り返る。

今回、潜入捜査をして機密情報を入手するというストーリーであることにちなみ、印象に残った潜入先や潜入したい場所を聞かれると、福士は「2話の潜入先が大学だったんですが、それが異常に楽しかったです(笑)。若い男女がキャンパスにいるっていうだけで画になるというか、なんか素敵だって思いました。おそらくエキストラさんも20代の方々だったので、こういう大学生活もいいなあって思いながら、自分も戻れるならばその歳で大学に行ってみたいですね」と願望。

安藤も「僕はそのシーンの撮影はなかったんですけど、そんなシーン(大学のキャンバス)の撮影があったなんて、蒼汰がうらやましいなって思いました(笑)。その話を聞いて、僕も大学に潜入してみたいなって思いましたね」と、笑いを誘った。

そして、初回放送に向けて、福士は「ダークな作品ではあるんですが、ポップなところもあってクスっと笑えるシーンもあるので、ダークながら見やすい作品になっているんじゃないかな、と思います。見る人によっては、今の現代社会に対してのメッセージも含まれているのではないかと思っているので、善と悪だとか、果たして逃げるのが正しいのかとか、そういうものを深く深く見つめなおせるきっかけにもなる作品ではないかと思います」と見どころを少空き。

安藤も「今回初めて高校生の娘がいる父親役を演じました。娘との会話のシーンもあって、僕が父親役っていうのが爆笑できると思うんですよね(笑)。爆笑してもらいたい。娘とすれ違ったりとか、そこを修正しようとする愛とか、そこの芝居は見てほしいですね」と話した。

また、安藤にとってコロナの自粛期間が明けて、初めての撮影だったそうで「2カ月半、何もできない状況の中で、芝居をやりたいってずっと思っていて、改めて芝居ができることって幸せなんだなと思いました。この『DIVER』っていう作品はコロナ明け、夏の炎天下の中、すごく心血を注いだ作品なので、少しでも多くの人に見てもらいたいです」とアピールした。