東海エリアを拠点に活躍するエンターテインメント集団、ボイメンことBOYS AND MEN。歌やダンスはもちろん、バラエティ番組から、映画やドラマまで、八面六臂に個性を発揮してきたボイメンが、ついに今年で結成10周年を迎えた。

9月9日にリリースされたニューシングル「Oh Yeah」は、コロナ禍において、希望を忘れずに未来へ闊歩していこうというボイメンらしいパワフルなメッセージソングとなっている。

現在、9人で構成されるボイメンだが、今回は水野勝、田村侑久、辻本達規、本田剛文、平松賢人、土田拓海の6人を直撃。唯一無二のご当地グループに、これまでの足跡を振り返ってもらいつつ、見据える未来について話を聞いた(インタビューは8月に実施)。

  • BOYS AND MENの(後列左から)平松賢人、本田剛文、土田拓海、(前列左から)辻本達規、水野勝、田村侑久 撮影:辰根東醐

――まずは、10周年迎えた感想から聞かせてください。

本田:あっという間ですね。

平松:10年も続くなんて想像もしてなかったです。

土田:いろいろ詰まった10年でした。

辻本:濃かったなと。

田村:まだまだいけるぜ!

水野:あ、それ、取られた(笑)。ここからだぜい!

――この10年間でいろいろな変化がありましたが、グループとして転機だなと思ったのは、いつ頃ですか?

水野:レギュラーの冠番組(『ボイメン☆騎士』)をもらったことです。その1年後に、1万人ライブができたので、大喜びしました。

田村:名古屋テレビ塔でライブをやったことです。あのとき、観客450人を集められなかったらクビだと言われていたので、そこをクリアできたら、どんなものでも乗り越えられるかなと思いました。

――ボイメンといえば学ランですが、10周年を記念して、それぞれに想い入れのある漢字1文字と数字が刻まれた学ランになっているんですね。

水野:僕は“魁”と7です。

――それは、ご当地グループの魁(さきがけ)という意味でしょうか?

水野:いや、そこは魁ているという意識はないんですが。

辻本:いやいや、そんなやつが、“魁”なんて入れる? 入れないでしょ!(笑)

水野:ご当地グループ関係なく、魁けたいという意味です。また、“魁”には集団の首領という意味もあり、グループのリーダーという意味合いもあっていいなと思いました。7はラッキー7です。

本田:僕は“粋”と20です。粋な大人になりたくて。また、ドラゴンズって20がエースナンバーなので、ボイメンが名古屋のエースを目指したいなと思ってつけました。

平松:僕は“初”と15です。ボイメンに入った年齢が15歳で、初心を忘れたくないなと。

土田:僕は“華”と2です。華が欲しい、華があるというのと、あとは栄えるという意味合いもあるので。また、2番は、少年野球のときにキャッチャーをやっていた時のナンバーです。

辻本:僕は“漢”と1です。漢(おとこ)のなかの漢でいたいので。そして、常に一番になりたいから1です!

田村:僕は“雲”と“龍”を3つ書く84角の漢字で、“たいと”と読みます。画数の多い漢字で調べたら出てきました。雲の上を竜が飛んでいるみたいな意味があるんですが、実際に使われたことがあるかどうかも謎らしくて、伝説の漢字という点も、俺たちにぴったりだなと思いました。また、数字は21で、『アイシールド21』から取りました。

本田:それ、アメフトの漫画なんです。

田村:本当は……、高校生みたいで恥ずかしいんですが、友達のバスケ選手の番号が21番なんです。名古屋ダイヤモンドドルフィンズの笹山貴哉くんで、すごく仲がいいので、僕も21にしようかなと。絆ですね。

――やはりこれからも学ランにはこだわり続けるという思いでしょうか?

水野:楽曲によって変えていくのはありかなと思いますが、やっぱりベースはずっと学ランでいきたいです。

本田:グループで活動するときのトレードマークは学ランで、いくつになってもずっと学ランでいったほうがむしろいいかなと思っています。のちのち、おじさんになっても学ランというところが。

辻本:ここから面白くなってくる。太ったりとかもして…。

本田:太るのは気をつけて!