――ご当地グループならではのやりがいはどんな時に感じますか?

水野:僕たちは中日ドラゴンズの応援歌を歌い、中継の解説もやらせていただいているので、ドラゴンズが勝った日に町を歩いていると、僕たちのファンでもないおじさんから『ドラゴンズ、勝ったな』と声をかけてもらったりします。

本田:歩いていて、急に軽トラが止まって窓が開いたら『ボイメンだがや。応援しとるよ!』と声をかけていただきました。名古屋のタレントだから、わざわざ止まってくれたのかなと。

田村:パトカーも止まって『ボイメンさーん。頑張ってください!』と声をかけていただきました!

本田:愛知県警察広報大使をずっとやらせていただいているので。

辻本:そういうことは普通にあります。僕らは普段からチャリとかで町をぶらぶら走っているので。

――“町おこしお兄さん”というフレーズも使われていますが、ご当地グループとして成功するために大事にしていることを教えてください。

辻本:まだ成功とまでいけてないので、これからですね。

土田:大切にしていることといえば名古屋愛です。いろんなところで事あるごとに言ってます。話すのも名古屋弁ですし。

平松:僕たちの愛はすごく強いです。これからもっともっと地元の方に愛されたいです!

辻本:でも、名古屋はけっこうミーハーな町なので、東京でもっと実績を残さないといけないなと感じています。

水野:東京で成功すると行きっぱなしで帰ってこないというパターンもありますが、名古屋が拠点というのは変わりません。

――今後もボイメンの拠点は、あくまでも東海エリアということですね。

本田:軸足は名古屋ですね。意地でも名古屋に住み続けるつもりです!

水野:新幹線で東京まで通うのも、もう慣れました(笑)

――先ほど、目標として紅白出場というお話も出ましたが、改めて今後の目標と意気込みをお願いします。

水野:紅白はやはり叶えたい夢ですね。今一番それが大きいです。ナゴヤドームが終わって、もう1回ナゴヤドームでやりたいという目標もありますが、それと同じくらい紅白も出演させていただきたいです。

本田:そして、「名古屋ならボイメン」というところまでいきたいですね。名古屋駅を降りたら、でかい看板があるとか、そういうのはまだないので。次の10年で町ごと応援していただけるところまでいきたい。逆を言えば、僕たちが全国的に勝負できるくらいに力をつけることが、町への恩返しにもなると思うので、そういった存在を目指して頑張ります!

■BOYS AND MEN(ボーイズ・アンド・メン)
2010年に結成された東海エリア出身・在住のメンバーによるエンターテイメント集団。現在のメンバーは、水野勝、田村侑久、辻本達規、小林豊、本田剛文、勇翔、平松賢人、土田拓海、吉原雅斗の9人。東海エリアを中心にテレビ・ラジオのレギュラーを多数持ち、ソロとしてもドラマ、映画、バラエティ番組出演など様々な分野で活躍。2015年に愛知県・日本ガイシホールで一万人ライブを敢行。「第58回輝く!日本レコード大賞新人賞」を受賞。2017年に日本武道館にて単独ライブを開催。2018年12月に自身初のベストアルバム『ボイメン・ザ・ベスト』を発売。2019年1月にナゴヤドームにて単独ライブ、初のホールツアーを開催。結成10周年を記念し、2020年9月26日から全国ライブツアーを開催予定。