――アクティブで好奇心旺盛な芽依ですから、劇中でいろいろな"動き"を披露してくれるのではないかと思います。何かアクションにまつわるシーンを撮影したことはありますか。

ワンダーワールドへと吸い込まれるシーンで、生まれて初めてワイヤーアクションを経験しました。その撮影は、すごく楽しかったですね。芽依は飛羽真や倫太郎と違って自分から戦おうとはしませんが、相手からの攻撃で"受け身"をとるなど"巻き込まれ"という形で動くことが多くなるのではないかと思っています。アクティブなシーンがたくさんあって、それに挑むことができるのは、楽しみでしかありません。私自身、走ったり体を動かしたりすることは好きですし、長い時間吊られていても耐えられる我慢強さがあると自負していますので、どんなシーンでも楽しみながら取り組むつもりです。

――芽依の役イメージとして、バラエティ番組で大活躍されているYouTuberの「フワちゃん」を例に出されていましたが、ふだんの川津さんもフワちゃんのようにテンションMAXの明るい感じなのでしょうか。

私も明るいほうだと思っていますが、フワちゃんと私とでは、明るさの種類が少し違っているかもしれません。しゃべりかたもぜんぜん違いますので、フワちゃんの動画を参考にして、ギャルっぽいイメージや"顔芸"などを作っている感じです。また、芽依の役作りとしては、石原さとみさんがドラマなどで見せる"表情豊か"な部分も参考にさせていただきました。

――表情豊かな芽依のコミカルな"顔芸"に注目が集まりそうな予感がしますね。

飛羽真が何かとんでもない行動に出たときのリアクションとして、ビックリしたり口をアングリしたり、いろいろなパターンの"顔芸"を披露しています(笑)。でも、いくつかやっているとパターンが出尽くしてしまうんですよね。そんなとき、プロデューサーさんから「アゴを出してみたりするといいんじゃない?」なんてアドバイスをもらい、それでしっくり来たかな、という部分がありました。

まだ撮影が始まったばかりなのですが、これからも"顔芸"はやっていくんじゃないかと思っています。芽依、飛羽真、倫太郎の3人が言葉を交わすところは、けっこうコメディタッチで楽しめるんじゃないでしょうか。芽依も倫太郎も周りを見ていないところがあって、そんな2人に飛羽真が「おいおいおい!」ってツッコんでくる感じ。そんな私たちのかけあいを面白く感じてもらいたいです。仮面ライダーが悪と戦うところは真剣に見ていただいて、3人でいるときは明るく、軽い雰囲気になってくれたらいいですね。

――仮面ライダーセイバーや仮面ライダーブレイズの戦闘シーンを、間近でご覧になったことはありますか?

あります! もう、あまりのカッコよさにびっくりしました。内藤くんと山口君が変身後のアクションシーンを必ず見学するので、私も付き添って一緒に見ていたんですけど「こんなにすごい勢いで戦うんだ!」と思いました。立ち回りもすごかったんですけど、つい先日は、建物の3階からセイバーがビューンと飛び降りて、何事もなかったかのようにアクションをし始めたのにも驚きました。改めて「仮面ライダーってすごい!」と感じた瞬間でした。

――いよいよ『仮面ライダーセイバー』の放送開始が迫ってきました。川津さんから第1話での芽依の見どころを教えていただけますでしょうか。

芽依と飛羽真が初めて画面に登場したカットで、2人のキャラがどんな感じなのかがすぐつかめるのではないでしょうか。芽依が単独で何かをする、というのではなく、飛羽真、倫太郎、芽依の3人が一緒にいることで、ひとりひとりの存在感が際立つと思います。倫太郎がちょっと普通では考えられない"ありえない"登場の仕方をするので、それを目撃したときの芽依のリアクションを見て、笑ってくださるとうれしいです(笑)。"顔芸"はこれからも積極的にやっていきたいですが、キャラ的に"かわいい"部分も残っていたらいいなと願っています。たくさんの方々に『仮面ライダーセイバー』を応援してほしいです!

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