お笑いコンビのサンドウィッチマンらがこのほど、都内のスタジオでフジテレビ系バラエティ特番『ただ今、コント中。』(29日21:00~23:10)の取材に応じ、最近珍しいゴールデンタイムでのコント番組に参加することへの感慨を語った。

  • サンドウィッチマンの伊達みきお(左)と富澤たけし

この番組のきっかけを作った伊達みきおは「BSフジで『東北魂TV』というコント番組をやっている中で、『フジテレビで大きなコント番組をやりたいですね』とノリで言ったら、その場に偉い方がいまして、『本当ですか!? 企画書書きます!』となって、そしたら通ったんです」と経緯を説明。

「コント番組と言えばやっぱりフジテレビのイメージがありますし、『やるとなったらやりましょう!』ということで、メンバー集めから始まりました」といい、メインメンバーにバイきんぐ、かまいたち、3時のヒロインの福田麻貴が集結した。

富澤たけしも「子供の頃にコント番組を見てて『こういうのやりたいな』と思ってこの世界に入ったので、すごいセットでできるのが幸せですし、技術さんとか美術さんとかと話したら、やっぱりみなさんも『コントを撮りたくてフジテレビに入ったのに今はあまりないから、やってください』と熱い思いを聞かされまして…ちょっと何言ってるのか分かんないんですけど」と持ちネタを挟みながら、「テレビを見て子供たちも(コントに)憧れてほしいなと思いますし、続けていけたらいいなと思います」と意欲を見せる。

  • かまいたちの山内健司(左)と濱家隆一

  • バイきんぐの小峠英二(左)と西村瑞樹

  • 3時のヒロインの福田麻貴

かまいたちの山内健司は「ユニットコントみたいなのをやる機会がなかったので、すごい新鮮な気持ちです。10年くらい前に『ふくらむスクラム!!』(09年)っていう番組があって、そこでユニットコントしてたんですけど、もうなかったことになってます」と自虐。濱家隆一も「『めちゃイケ』『はねるのトびら』の次だということで肝いりで始まった番組だったんですけど、もうなかったことになってる」と重ねた。

子供の頃から憧れていたフジのコント番組を聞くと、『ドリフ大爆笑』『オレたちひょうきん族』『ダウンタウンのごっつええ感じ』『笑う犬の生活』といった名前を挙げる中で、バイきんぐの小峠英二は「『ふくらむスクラム!!』ですね」と放り込み、山内は「『ツイン・ピークス』、面白いですよ」と、平然とした顔で洋画のタイトルを。

そんなボケ回答の一方で、伊達は「フジテレビのコントの歴史に入り込めればうれしいですね」、西村瑞樹は「そういった番組に関わっていたスタッフさんがこの番組でやっていただいていると聞いて、ビシッとなりましたね」、濱家は「フジテレビでコントをやるすごさを感じています。何分かのコントにこんなごっついセット組むのかとか、細かい小道具とかに感動してます」と感激の様子だ。

最後に富澤は「最近の子はYouTubeばかり見ているので、ぜひゆっくりと長いコントを家族で見てほしいなと思います」と呼びかけた。

(C)フジテレビ