現在公開中の映画『劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス』(監督:市野龍一)は、ウルトラマンギンガ、ウルトラマンビクトリー、ウルトラマンエックス、ウルトラマンオーブ、ウルトラマンジード、ウルトラマンロッソ、ウルトラマンブルといった歴代「ニュージェネレーションヒーローズ」と呼ばれる新世代のウルトラマンたちが大集合し、2019年に放送された『ウルトラマンタイガ』のウルトラマンタイガ、ウルトラマンタイタス、ウルトラマンフーマと力を合わせ、全宇宙をゆるがす最強の敵に挑む、壮大なスケールの特撮ヒーロー作品である。

  • 井上祐貴(いのうえ・ゆうき)。1996年生まれ。広島県出身。第42回ホリプロタレントスカウトキャラバン2017で審査員特別賞を受賞。ブロードウェイミュージカル『ピーターパン』(2018年)で俳優デビュー。『ウルトラマンタイガ』(工藤ヒロユキ役) はテレビドラマ初主演作となった。現在、東海テレビ・フジテレビ オトナの土ドラ『13(サーティーン)』に出演中

2020年8月7日より公開の映画『劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス』(監督:市野龍一)は、ウルトラマンギンガ、ウルトラマンビクトリー、ウルトラマンエックス、ウルトラマンオーブ、ウルトラマンジード、ウルトラマンロッソ、ウルトラマンブルといった歴代「ニュージェネレーションヒーローズ」と呼ばれる新世代のウルトラマンたちが大集合し、2019年に放送された『ウルトラマンタイガ』のウルトラマンタイガ、ウルトラマンタイタス、ウルトラマンフーマと力を合わせ、全宇宙をゆるがす最強の敵に挑む、壮大なスケールの特撮ヒーロー作品である。

今もなお世界的に猛威をふるっている新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、3月の公開予定が延期となってから、ウルトラマンタイガが大好きな全国の子どもたちは「いつ映画が公開されるのだろう」と心待ちにしていたに違いない。その思いは『ウルトラマンタイガ』という作品を作り上げてきたスタッフやキャストも同じであった。

待望の劇場公開決定を記念して、主人公・工藤ヒロユキを演じる井上祐貴からのスペシャルコメントを、改めてお届けしよう。まだ若く未熟者でありながら"バディ"であるウルトラマンタイガ、タイタス、フーマ、そして民間警備組織「E.G.I.S.」の仲間たちからの頼もしいサポートを受け、侵略者や怪獣との戦いを通じて人間的成長を遂げていったヒロユキの「集大成」というべき、今回の映画にかける意気込みを今一度尋ねてみた。

――待望の『劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス』劇場公開の日がやってきましたね。思えば、3月の予定が8月となり、およそ5ヶ月という長い期間待っていたことになります。この間、井上さんも心配だったのではないでしょうか。

この日が来るまで、僕自身『劇場版ウルトラマンタイガ』のことを一日たりとも忘れたことはありませんでした。3月に「公開延期」が決まったときは、いつ公開になるのかまったく先のことが見えてなくて、どれだけ待てばいいのか……という目安がなかったんですね。ですから、いつかはきっと公開される日が来るぞと信じて、日々を過ごしていました。緊急事態宣言が出ていたころは全く仕事ができなかったから、体がなまってしまわないように、トレーニングを重ねていました。

――SNSで「タイガの映画が早く観たい!」といったファンの方たちの声に接したことはありますか?

もちろんです。ウルトラマンを愛してくださるファンのみなさんから、めちゃめちゃ元気をいただきました。「今は大変だけど、きっと公開される日が来るのを待ってるよ!」なんて、ファンのみなさんが映画の公開をずっと待っていてくださっていたのは、本当にうれしかったです。

――現在は『ウルトラマンタイガ』の後を継いだテレビシリーズ最新作『ウルトラマンZ』が放送開始され、好評を得ているようです。井上さんは『Z』をご覧になったことがありますか?

今はいち視聴者として『ウルトラマンZ』を毎週楽しみに観ています。僕はウルトラマンゼロが大好きなので、ゼロの"弟子"を自認しているウルトラマンゼットに、心惹かれるものがあるんです。テレビで『Z』が盛り上がっているのは大歓迎ですし、『劇場版ウルトラマンタイガ』と共に、盛り上げることができたらうれしいですよね。 

――『ウルトラマンタイガ』に出演して、後のお仕事に役立ったことはありますか。

僕にとって『ウルトラマンタイガ』は初めてのドラマ出演でしたから、基本的なことからぜんぶ教えていただきました。まったくゼロからの状態で、一からいろいろなことを学ばせてもらったので、本当にぜんぶが貴重な経験で、後の作品への向き合い方に影響しています。