秩父鉄道は16日、電気機関車の重連で12系客車を牽引する「ELパレオエクスプレス」を8・9月の週末を中心に運行すると発表した。

  • 「ELパレオエクスプレス」イメージ

「ELパレオエクスプレス」は電気機関車(重連)と12系客車4両による編成で運行。12系客車の一部に沿線地域への応援メッセージ、機関車の前部に特別なヘッドマークをそれぞれ掲出する。運転日は8月1日から9月27日までの土休日(8月29・30日は除く)と8月20日となっている。

予約不要・全車自由席で、乗車区間の乗車券だけで乗車できる。乗車特典として、各号車に異なるデザインのカードを設置し、自由に持ち帰ることも可能。ビュースポットとして知られる荒川橋梁(上長瀞~親鼻間)で速度を落として運転する。

期間中の特定の日にイベントも開催。8月1日は「ELちちてつ夏まつりエクスプレス」と銘打ち、コミュニティFM放送局「FMクマガヤ」「ちちぶエフエム」による出張ラジオ車内放送を下りの熊谷~三峰口間で実施する。

8月8日は長瀞駅前で地元グルメを販売する「行田マルシェ」を開くほか、「忍城おもてなし甲冑隊」が登場。8月20・23・24日は「ELガリガリ君エクスプレス」と題し、長瀞駅前で11時40分頃からガリガリ君アイスバーをプレゼントする。9月にも催しが予定されている。

  • EL506号新塗色

  • EL302号新塗色

なお、「ELパレオエクスプレス」の運行にともない、電気機関車の塗装変更も実施。EL506号は赤色、EL302号は青色の新塗色とした。