ホンダアクセスはこのほど、自家用車を持っている20歳〜69歳のドライバーに対し「緊急事態宣言下のカーライフに関する調査」を実施し、有効サンプルを集計した。

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため発出された緊急事態宣言下、ドライバーはどのようなカーライフを送っていたのか。同調査では、自家用車を持っている20歳〜69歳のドライバー1,000名(全回答者)に、緊急事態宣言下のカーライフについて質問した。調査期間は2020年6月4日〜6月5日の2日間、インターネットリサーチで実施。調査協力機関はネットエイジアだった。

  • 緊急事態宣言下の運転頻度、ドライバーの8割が「週に1日以上」に

リサーチ項目は多岐にわたっているが、ここでは特に“3密"を避けながら映画を楽しむ方法として注目の「ドライブインシアター」を中心にお伝えする。

まず、全回答者(1,000名)に、緊急事態宣言下に、どのくらいの頻度でクルマを運転していたか聞いたところ、「ほぼ毎日」は25.2%、「週に4〜5日」は16.4%、「週に2〜3日」は20.8%、「週に1日」は17.5%となった。週に1日以上運転していた人の割合は79.9%となり、緊急事態宣言下でも多くのドライバーはクルマを利用していたようだ。

感染症拡大防止のためには、いわゆる“3密"(密閉・密集・密接)を避けることが効果的とされている。次に、“3密"回避を意識した行動とカーライフについて質問した。

全回答者(1,000名)に、“3密"回避のために、ドライブスルーで利用したいものを聞いたところ、「ファストフード店」(35.8%)が最も高く、以降、「スーパーマーケット」(23.6%)、「カフェ」(17.1%)、「弁当販売店」(15.2%)、「ファミリーレストラン」(13.7%)が続いた。時間帯によっては混雑しやすい小売店や飲食店であっても、ドライブスルーであれば、“3密"の状態を避けて利用できると考えられているのかもしれない。そのほか、「役所」(13.0%)や「医療機関(予防接種・検査など)」(11.5%)、「薬局」(8.5%)など、行政や医療に関する回答が上位に挙がった。

  • “3密"回避のためにドライブスルーで利用したいもの、「ファストフード店」(35.8%)が最多に

“3密"を避けながら映画を楽しむ方法として、駐車場などの広いスペースに巨大スクリーンを設置し、クルマに乗ったまま映画を観ることができる「ドライブインシアター」が話題となっている。

全回答者(1,000名)に、ドライブインシアターで観たいと思う映画のジャンルを聞いたところ、男性回答では1位「アクション」(18.0%)、2位「SF」(17.4%)、3位「アドベンチャー」(14.2%)、女性回答では1位「コメディ」(23.0%)、2位「恋愛」(19.0%)、3位「ヒューマンドラマ」(16.8%)となった。

  • ドライブインシアターで観たいと思う映画のジャンル、男性回答1位「アクション」、女性回答1位「コメディ」

ドライブインシアターを一緒に楽しむデートをしたい芸能人を聞いたところ、男性回答では1位「新垣結衣さん」、2位「石原さとみさん」、3位「綾瀬はるかさん」に。他方、女性回答では「佐藤健さん」がダントツ、2位「竹内涼真さん」、3位「菅田将暉さん」となった。

  • ドライブインシアターを一緒に楽しむデートをしたい芸能人、男性回答1位「新垣結衣さん」、女性回答1位「佐藤健さん」に

男女とも、別途質問した「夏の海岸線を一緒にドライブしたい芸能人」と合わせて、新垣結衣さんと佐藤健さんがそれぞれ二冠という結果となった。

ドライブインシアターで楽しみたいアニメ映画を聞いたところ、1位「名探偵コナン」、2位「ドラえもん」、3位「ONE PIECE」だった。長年愛されている国民的アニメがTOP3を占めた。

  • ドライブインシアターで楽しみたいアニメ映画、1位「名探偵コナン」、2位「ドラえもん」、3位「ONE PIECE」

また、クルマに乗ったまま楽しむコンサートやお笑いライブについても聞いたところ、ドライブインコンサートを楽しみたいアーティストでは1位「サザンオールスターズ」、2位「嵐」、3位「Mr. Children」、ドライブインお笑いライブを楽しみたいお笑い芸人では「サンドウィッチマン」がダントツ、2位「千鳥」、3位「ダウンタウン」となった。

  • ドライブインコンサートを楽しみたいアーティスト「サザンオールスターズ」、お笑いライブを楽しみたいお笑い芸人「サンドウィッチマン」