俳優の東山紀之が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『刑事7人』シーズン6(毎週水曜 21:00~)が、8月5日から放送されることが7日、明らかになった。

(手前から反時計回りに)東山紀之、倉科カナ、白洲迅、田辺誠一、北大路欣也、塚本高史、吉田鋼太郎=テレビ朝日提供

同ドラマは、東山演じる天樹悠を中心とした個性派ぞろいの刑事7人が、凶悪犯罪や未解決事件に挑む人気シリーズ。天樹のほか、海老沢芳樹(田辺誠一)、水田 環(倉科カナ)、野々村拓海(白洲迅)、青山新(塚本高史)、片桐正敏(吉田鋼太郎)、そして法医学の権威・堂本俊太郎(北大路欣也)ら、「専従捜査班」のメンバーが難事件に挑む。

今シーズンでは、警視庁内にある捜査資料の完全データ化に伴い、過去の資料を倉庫に移送する途中で何者かに襲撃され、ダンボール箱が1つ盗まれるという前代未聞の事件が発生する。

不可解なことに、そのダンボールに入っていたのは「0(ゼロ)A」と呼ばれる、データ化の必要すらないような解決済みの事件や事件性のない資料ばかり。なぜ移送トラックを襲撃するというリスクを冒してまで「0A」を盗む必要があったのか。襲撃犯の目的がまったく見えない中、盗まれた資料に関連する事件が次々と発生する。

これまでのシリーズ同様に1話完結の形を取りつつ、本作ではシリーズを通して盗まれた捜査資料の謎も描いていく。はたして、犯人の目的とは。

東山ら出演者のコメントは以下の通り。

■東山紀之
久しぶりにキャストの皆さんとお会いしましたが、もう長く続いているドラマなので、1年ぶりという感じはしなかったですね。でも、吉田鋼太郎さんがだんだん神無月さんに見えてきて…。神無月さんなのかリリー・フランキーさんなのかちょっとよくわからなくなってきたので(笑)、スタジオに着いたら、「吉田鋼太郎です!」と言ってほしいです(笑)。…と、冗談はさておき、今年はコロナの問題があったので、“撮影ができる”ということをそれぞれが幸せに感じていますし、出演者、スタッフ全員がギュッと引き締まった気持ちになっていると思います。6シーズン目を迎え、『刑事7人』は、非常に成熟した大人のドラマになってきました。さらに深く、広く人間ドラマを描いていきますので、ぜひご覧ください!

――七夕の思い出は?
七夕って織姫と彦星が年に1度会うロマンティックな夜じゃないですか。でも昔、実はあの星は何万光年も離れているということを知ったときに、「そうなんだ…」とガッカリした記憶があります。“遠すぎて会えないじゃん!”って(笑)。
今年、短冊に願いごとを書くなら、『早くコロナが終息しますように』ということです。こうしてみんなと会ったり、ドラマを撮影できたりすることが、今までは当たり前だと思っていたんですが、実は特別な瞬間の集合体だったんだな、と気づいたので、よりそういう気持ちを意識しながら撮影しています。

■田辺誠一
生活様式が大きく変化している今の世の中、ドラマを作ることができるのは当たり前のことではないと実感し、みんなで芝居ができる喜びをかみ締めています。暑い夏、7人でさまざまな事件に向き合い、解決に向けて全力で取り組んでいきます。その正義感や人情を楽しんでいただければうれしいです。

――七夕の思い出は?
子供の頃、真面目に短冊に願いを込めていました。純粋だったなぁと思います。

■倉科カナ
私はファーストシーズンから参加させていただいているので、『刑事7人』の撮影が始まると“夏が来たな”と感じますし、このメンバーで集まるとなんだか親戚一同が集まったような気持ちになります。気を許せるというか…こんな現場はなかなかないと思います。『刑事7人』が帰ってきます! 今年も応援よろしくお願いします!

――七夕の思い出は?
東京に出てきてすぐの頃は、毎年狭いバルコニーに、買ってきた笹に願いごとを書いた短冊を飾っていました。もう今はしなくなってしまい…ある意味大人になったのかなと思います。

■白洲迅
1年ぶりにこのチームで集まったのですが、久しぶりな感じが全然しない、いつも通りの空気が流れていました。帰ってきたなぁと…。僕も今年で3シーズン目。そろそろ「帰ってきた」って言ってもいいですよね(笑)? 今年もみんなで「暑い暑い」と言いながら、夏を駆け抜けたいと思います。観てくださる皆さんに、少しでも活力につながる何かを届けられるように頑張ります。ぜひ、ご覧ください!
…そういえば、倉科さんがメンバー7人にカヌレを差し入れてくださったそうなんですが、俺だけ存在を忘れられていたことがありました。しかも1人分余っていたのに気づかなかったそうで…。あれはショックだったな~…。俺もカヌレ、食べたいな~。またカヌレの差し入れ、待ってまーす(笑)。

――七夕の思い出は?
何年か前の七夕の時期、立ち寄ったスーパーに笹が飾ってあったんですが、ふと目に入った短冊に「ピーマンになりたい」と書いてあったことが、今でも忘れられません(笑)。

■塚本高史
今回は自粛明けということもあって、これまでの『刑事7人』とは、心構えや撮影スタイルがまったく違います。人一倍、今年も『刑事7人』ができるということに意欲とありがたみを感じつつ、“意識を高くもって臨まないと!”と思っています。撮影スタイルや、スタンスが従来の『刑事7人』とは変わっていると思うので、みんなで体調管理に気をつけながら最後まで乗り切りたいと思います。いい作品にしていきますので、楽しみに待っていてください!

――七夕の思い出は?
今まで七夕のイベントをあまりしたことがなくて、前回『刑事7人』でやった流しそうめんや短冊に願いごとを書いたイベントが一番の思い出ですね。楽しかったです!

■吉田鋼太郎
コロナの影響でクランクインが遅れ、一抹の不安はあったんですが、こうやってみんなで集まることができて、今年もまた夏が始まったなという気がしています。「久しぶりですね」なんて言葉は一切なく(笑)、気心知れた感が増していて、居心地のいい再会でございました。さっきも待ち時間に、北大路(欣也)さんが「劇団四季時代に2,000人入る劇場に200人しかいなかったことがあるよ」など、貴重な体験談を聞かせてくださったんです。これからも、いろいろなお話を聞かせてほしいですね。
メンバーもさらに成熟し、チームワークも強くなっています。ドラマの中でも、もっと突っ込んだ人間関係ができていくのではないかと思います。熟したチームワークをお見せしますので、どうぞお楽しみに!

――七夕の思い出は?
七夕まつりの行事をやった記憶があまりないんです。そのためなのか、数少ない七夕行事に参加した時は、短冊に願いごとを書き入れるということにドキドキ、ワクワクして…。緊張のあまり、いざ書こうというときに願いごとが思い浮かばず困った覚えがあります(笑)。今年書くなら、「世の中が元に戻って、お芝居やテレビの撮影がこれまでのようにできるようになりますように」。そう強く願っています。

■北大路欣也
大変な時期になりましたが、スタッフ・キャストの皆さんと再会、ともに働くことができ、最高に幸せです。ほかのメンバーには、「77歳の私を受け入れてください。素晴らしいチームにいつまでも!」とお願いしたいです。『刑事7人』を楽しみにしてくださっている視聴者の皆さまの心強い応援に感謝しております!!

――七夕の思い出は?
少年時代と願いは今も同じです。愛と平和を。