JR東海は駅舎改築・自由通路新設工事を進めてきた関西本線桑名駅に関して、8月30日に供用開始すると発表。近畿日本鉄道と養老鉄道も、駅舎改築工事を行った桑名駅を8月30日から供用開始すると発表した。

  • 関西本線桑名駅の自由通路東口完成イメージ

JR東海は桑名駅の駅舎改装と自由通路の新設工事を実施。駅舎のおもな設備として、車いす対応エレベーター2基(上下ホーム各1基)、エスカレーター4基(上下ホーム各2基)、多機能トイレ(改札内)を備える。面積は約1,600平方メートル。自由通路のおもな設備として、車いす対応エレベーター2基(東口・西口各1基)、エスカレーター1基(西口)を備え、延長約176m、幅員6mとなる。

近鉄は改札階と近鉄名古屋方面・近鉄四日市方面の各ホームを結ぶエスカレーターを新たに設置。近鉄四日市方面のホームの一部が広くなり、より安全で快適に利用できるようにした。

  • 関西本線桑名駅のJR改札付近完成イメージ

  • 関西本線桑名駅東口の概要図

  • 桑名駅の自由通路西口・近鉄改札口・養老鉄道入口完成イメージ

  • 桑名駅西口の概要図

養老鉄道は同社専用の改札口を新たに設置。近鉄のコンコースを経由することなく、直接乗車することが可能となった。新たに車いす対応エレベーターも供用開始し、自由通路階から改札口の位置するホーム階への移動がスムーズになる。

桑名駅自由通路とこれに接続する新改札口の供用開始にともない、桑名駅を利用する際の通行ルートが変更に。8月29日の最終列車後、現在の改札口と跨線橋を閉鎖し、8月30日の始発列車から自由通路に接続した近鉄・養老鉄道それぞれの新改札口を供用開始する。