女優の桜井日奈子が、テレビ東京系新ドラマパラビ枠『ふろがーる!』(7月15日スタート 毎週水曜24:58〜)の主演を務めることが30日、明らかになった。

  • 桜井日奈子

    桜井日奈子

同作は、片山ユキヲによる同名コミックの実写化作。自宅のお風呂を愛してやまないOL・生実野早夜子(おゆみのさよこ)がさまざまな入浴方法に挑戦し、「最高のお風呂とは何か?」を求め、お風呂中心のライフスタイルを貫く。

主人公・早夜子を演じるのは、同局のドラマ初出演にして主演となる桜井。脚本にはドラマホリック!『レンタルなんもしない人』『死役所』を始め、数多くのテレビ東京深夜ドラマを担当した政池洋佑と、『警視庁・捜査一課長』『ウツボカズラの夢』などを手掛けた仲村優果里を起用し、監督は『リーガルハイ』や『フラジャイル』、映画『エイプリルフールズ』『ミックス。』などを手掛けてきた石川淳一が担当する。また、この動画配信サービス「Paravi(パラビ)」での独占先行配信が決定している。

作中では、自家製の入浴剤に始まり、様々な工夫をこらした意外な入浴法、お風呂上がりに食すおつまみレシピ、お風呂掃除のテクニックなど、ついつい試してみたくなる、“お風呂の役立ち情報”が次々と描かれる。湯船と格闘していく中で、イレギュラーなことが起こっても、斬新な発想で究極の娯楽に変えてしまうという、とにかくお風呂を堪能できるドラマとなっている。

桜井日奈子 コメント

・オファーを受けた時の感想

コロナウィルスの自粛期間もあり、約3カ月演じることから離れていたので、久しぶりにお芝居ができる場所をいただけて嬉しいです。家でたっぷり時間があった中で、求められる場所があることのありがたみを改めて感じました。
お話をいただいてから原作を読ませていただきました。共感と新たな発見と、お風呂の可能性を拡げてくれる作品でとても面白かったです。コロナ禍でおうち時間のあり方が問われる今、間違いなく意義のある作品になると思いました。

・台本を読んだ感想

工夫してお風呂を楽しむ、何気ない日常を特別なものにする、おうち時間を満喫するヒントがたくさん詰まった作品だと思いました。
この作品で紹介されるお風呂の楽しみ方は、手軽に真似できるものが多く、私も真似して作ったりしています。ちょっとした工夫でより豊かな生活になることに気付いてもらえる作品になればいいなと思います。

・主人公・生実野早夜子の役どころについては? また、早夜子に共感できる所は?

究極の風呂を追い求める早夜子の真剣さが時にシュールで、でも自分をしっかり持っている、ぶれない強さみたいなものも感じられました。台本を読み進めるほど、どんどん早夜子が魅力的に思えて、早夜子を演じられる喜びとワクワク感もどんどん増していきました。
私もお風呂が大好きで、一日に何度もお風呂に入りますし、銭湯や温泉も大好きです。
早夜子と同じふろがーるとして、この作品に出会えたことを運命のように感じています。

・生実野早夜子役を演じるにあたっての意気込み

一週間の疲れを癒す、心温まる作品になるよう、監督、スタッフ、共演者の皆様と力を合わせて頑張りたいです。

原作者・片山ユキヲ コメント

幼い頃の話。自分の愚行により、いつも優しい両親にきつぅぅぅく怒られたことがありました。
寡黙な父が顔を赤くして「うちの子じゃない!」と言い、母は悲しみに顔を歪めました。 (やってしまった…)
自分は怒られながら、涙ぽろぽろ、大泣きしました。
たっぷり怒られた後の父の言葉は「…もういいから、先にお風呂入りなさい。」
情けない自分をあたたかい湯にひたしながら、「まだ、この家にいていいんだ」という安心感に、再び涙がぽろぽろ…
あの夜の“あたたかい湯”を描きたい、という想いを根底に、お風呂大好き早夜子さんが生まれました。
それが実写ドラマ化する喜びったら、足が震えながら地面から2センチほど宙に浮く感じ。光栄ですっ!
主演は桜井日奈子さん!!
個人的にファンのうえに、配役を聞いた瞬間、早夜子のイメージが“ピタッ!”と重なりました。 その夜の入浴中のひとり言は「あー、人生良いこともあるもんだ!」
どんなドラマになるのか、一視聴者としても、とても楽しみにしてます!!

稲田秀樹(テレビ東京ドラマ室 プロデューサー) コメント

構想から4年余り。ついに悲願の企画が最高の形で実現することになりました。
ドラマ化の発想のもとは、原作にも流れている「身近にある幸せ」です。おうち時間が長くなり、ストレスを募らせている方々も多いかと思いますが、自宅から徒歩0分にだって、工夫すれば喜びや幸福の素はあると思います。今回はそんな幸せの象徴として「自宅風呂」にスポットを当てます。お風呂をこよなく愛する主人公に、テレ東初出演の桜井日奈子さんをお迎えし、ホットで癒やしにあふれたドラマをご提供したいと思っています。ご本人自身がかなりの「ふろがーる」とのことで、迫真の入浴シーンにもご注目頂ければと!
自家製の入浴剤など、明日思わず真似したくなるようなアイデアも満載です。
コロナ禍の厳しい状況下で、どこまでミニマルな世界でドラマが描けるのか…そんなチャレンジにもぜひご期待下さい。

(C)片山ユキヲ・小学館/「ふろがーる!」製作委員会