声優、そしてアーティストとして活躍する石原夏織が2020年2月24日(月・祝)に開催した、1st LIVE TOUR「Face to FACE」東京公演の模様を収録したBlu-ray&DVD『石原夏織 1st LIVE TOUR「Face to FACE」』が2020年6月17日にリリースされる。

  • Blu-ray版のジャケットイメージ

ソロとしては初のライブツアーとなった「Face to FACE」。大阪、愛知に続いて開催された中野サンプラザでの東京公演の模様を余すことなく収録したBlu-ray&DVDの発売を前に、石原夏織本人に、あらためてライブツアーについて振り返ってもらった。

●石原夏織が語る『石原夏織 1st LIVE TOUR「Face to FACE」』

――2月24日に開催された1stライブツアー東京公演からおよそ4カ月が経ちました

もう4カ月なんですね。つい先日がライブだったような感覚がありつつも、カレンダーを見るともう4カ月という……。とっくに終わっているのに、自分の中にはまだライブのときの興奮のようなものが残っていて、まだツアー中みたいな不思議な感覚だったりします。

  • 石原夏織

――あらためて、ライブを映像で振り返ってみていかがでしたか?

自分で言うのもどうかと思うのですが、すごく楽しかったです(笑)。当時の楽しかった記憶や興奮した気持ち、そして場面場面で、これをやった、あれをやったというのが鮮明に蘇ってきました。それとは逆に、第三者的な目線で見ることができるので、ここでこんなことをしていたんだ!みたいな新しい発見もありました。

――自分のライブ映像を見るのは恥ずかしかったりもしますか?

最初の頃はやはり恥ずかしかったですが、今は意外と冷静に見られるようになりました。ただ、やっぱり少し恥ずかしい部分もあったりするので、睨みつけるような感じで、ちょっと斜に構えて観るようなところもあるんですけど。歌やダンスに関しては、比較的冷静に観られるようになったと思うのですが、MCに関しては観るに耐えないです……。家族で観ているときも、MCになったらチャプターで飛ばしちゃいます(笑)。

――映像を観ながら反省したりもしますか?

そうですね。ここはもうちょっとこうすれば良かったとか、ちゃんとできているつもりだったのに意外とパンチがない感じだなとか。もちろん、ちゃんとできているところは、“私、やるじゃん”みたいな感じで素直に喜んでいます。

――それではライブツアー当時のお話を伺います。大阪、愛知から東京まで、およそ1カ月ほど時間があったわけですが、その間はどのように過ごしましたか?

ライブツアー自体はもちろん続いているのですが、ずっとモチベーションを保ち続けるのは難しいと思っていたので、愛知で一回区切って、あらめて東京で新しい公演をする、くらいの気持ちでいました。

――同じツアーでありながら、新たな気持で挑んだわけですね

東京公演の前に一度だけリハーサルをしたのですが、その時は初心に戻った感じでやりました。東京公演までの間に、台湾へ行ったり、ラジオのイベントに出たりもして、ちょっとトークイベントのテンション感になっていたので、歌に戻すように頑張りました。ラジオのイベントの場合は、家から来たそのままのノリでステージに立っても、それはそれでいつもどおりの正解だと思うのですが、ライブはやはり決まり事があったり、構えておかないといけないことがたくさんあるので、そこへの切り替えが必要になります。

――そのあたりの切り替えをリハで調整した感じですか?

そうですね。感覚を思い出しながら、スタッフさんやダンサーさんと一緒に再調整するみたいな感じのリハになりました。