テレビ東京は20日、新型コロナウイルスの対応策として21日以降の勤務体制を明らかにした。

社員の出社率2割を目指し、15日から20日までの4営業日を自主的に休みとしていた同局。社員の出社割合は平均約17%と、目標を到達したという。

さらに21日からは、「現在の出社率を維持しながら、4月3日以降、実施しているBCP(事業継続計画)を継続することといたしますが、よりきめ細かく改良された管理のもと、社員にはできる限り自宅に留まってもらいます」と明言。「BCP体制が長期化することも見据え、業務ロ ーテーションの作成、さらには在宅勤務における事務処理の工夫や効率化も含めて、業務の中長期的な見直しに着手する所存です」とコメントしている。

同局は1日に、グループに勤務する派遣社員(20代男性)1人が、新型コロナウイルスに感染していることを発表。また3日から1週間を目処に、原則として全社員の2割程度の出社(報道を除く)で放送事業を継続する体制に入り、番組制作についても「原則として収録は中断し、その後の状況をみながら適切に判断してまいります」との体制を既に明らかにしている。