女優の松下奈緒ががこのほど、きょう19日に最終話が放送されるフジテレビ系ドラマ『アライブ がん専門医のカルテ』(22:00~)のクランクアップを迎えた。

  • 松下奈緒=フジテレビ提供

松下の最後のシーンは、病院の玄関からタクシーに乗って出かける場面。最後のカットを撮り終え、「松下奈緒さん、オールアップです!」とスタッフから声が上がると、盛大な拍手の中、花束を持って登場した高野舞監督とねぎらいの抱擁を交わした。

松下は「とうとうこの日が来てしまいました。初めて臨床医の役を頂いて、詳しく伺ってみると“腫瘍内科”という私は知らなかった診療科の先生でした。自分で勉強したりいろいろな方からお話を伺ったりしながら今日まできて、腫瘍内科を少し理解して、腫瘍内科医の気持ちも少しだけ分かり始めたかな、“もっと分かりたい”“もっと知りたい”と思い始めたら終わってしまいます。このままいろんな患者さんをみたいと思うし、もっと皆さんとご一緒したかったのでさみしいです…」とあいさつ。

「恩田心を演じる上で、迷ったり悩んだりすることもありましたが、現場にいくと悩みが解決されました。心は皆さんが支えて作ってくださったと思います。私は一生懸命やるだけで、自然と恩田心になれる現場でした。『アライブ』の現場は居心地が最高でした」と振り返った。

また、「丁寧に生きる人の生き様を感じられる作品に関わることができて幸せでした。命をテーマに扱う作品なので、『暗く重くならないように、毎日笑顔で楽しく頑張ろう』と撮影が始まる前は意識していましたが、そんな心配がいらないくらい現場の皆さんがいつもあたたかくてこんなに楽しくていいのかなと思うほどでした。共演者の皆さん、スタッフの皆さん、ここにいらっしゃらないスタッフの皆さん、そして医療監修の先生方、すべての皆さんのおかげでこのドラマは成り立っています。すべての皆さんに感謝したいです」と、時折声をつまらせ涙を浮かべながら思いを話す場面も。

そして、「これにて“チームアライブ”、“チームオンコロ”はひとまず解散です。また皆さんとお仕事ができるように頑張ります!」と締めくくった。

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