――キラメイジャーをバックアップする博多南無鈴を演じる古坂大魔王さんも存在感を大いに発揮されると思います。撮影現場での古坂さんはどんな感じでしたか?

僕たちがバラエティ番組で観る古坂さん、そのままですね。撮影に入ってもすごく自由で、僕たちもずいぶんと助けていただきました。最初のころはどうしてもみんな緊張していて、ぎこちない空気が漂っているところに、古坂さんが場の空気をうまくなごませてくださって、リラックスできるようになりました。古坂さんは演技にしても「どんな芝居をやっても大丈夫。僕が受けてあげるから」って言ってくださって、優しいし面白いし、とても"大きな"方だなって思っています。あ、古坂さんは体がほんとうに大きいですけど、そのことじゃないですよ(笑)。

――『エピソードZERO』および第1話、第2話を手がけられた山口恭平監督からは、どのようなことを話されましたか。

撮影が始まったとき、山口監督からは「時雨はヒーローの顔、役者の顔、仲間と一緒にいるふだんの顔と、いろいろ異なる"顔"を持っているので、メリハリの強さやギャップの大きさをたくさん見せてほしい」という言葉をいただきました。また「これからストーリーが進むにつれて見せていく"顔"もあるけれど、今からそれを意識しながら演技をしていれば面白いかもね」とも言われて、時雨という人物を作り上げる上で的確なアドバイスをいくつも与えてもらいましたね。

――スーパー戦隊シリーズで「クール」を打ち出しているキャラクターは、1年の中のどこかで「キャラ崩壊」といいますか、クールなイメージを砕くほどの衝撃的なエピソードが回ってくる可能性がありますが、もしもそうなったらどのように切り抜けますか?

人間誰もが"決まりきった性格"であるわけがないので、これから時雨がどんなことをしても「キャラ崩壊」には当てはまらないんじゃないかって思います。まだ始まって間もないですし、何が起きるか今から予想もつきませんが……。でも僕自身はコミカルな芝居にもすごく興味があるので、これから先どんなに"突飛"な状況に時雨が追い込まれたとしても、正面から受けて立つつもりです。スーパー戦隊シリーズは涙あり、笑いありと、非常に中身が濃くてストーリーの幅が広い作品ですから、僕も徹底的に日々を楽しんでいきたいです。

――それでは最後に、水石さん演じる時雨の活躍を楽しみに待っているファンの方たちに向けたメッセージをお願いします。

『魔進戦隊キラメイジャー』はスーパー戦隊シリーズ史上最高に"輝く"戦隊ということですので、子どもたちにキラキラした夢や希望、勇気を与えていきたいですし、大人のファンのみなさんにもきらめきをお届けできるよう、頑張ります! 幅広い世代の方々にとっての"憧れのヒーロー"になれるよう、精一杯がんばりますので、どうか応援をよろしくお願いします!!

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