コネヒトは3月3日、「新型コロナウイルス感染拡大防止や臨時休校に伴うリモートワークに関する調査」を発表した。調査は2月28日~3月2日、子どもが1人以上いるママ1,777人を対象にインターネットで行われた。

調査結果は以下の通り。まず、「今の職場でリモートワークは可能ですか?(今回の新型コロナウイルス対応や臨時休校対応で特別に認められた場合は『可能』としてください)」と聞いたところ、「可能」(19.2%)、「不可能」(80.8%)となった。

  • 今の職場でリモートワークは可能ですか?

また、リモートワークが「可能」と回答した人に、「子どもが近くにいる環境下でリモートワークをする際に(いいえを選んだ方はするとしたらで結構です)感じる全ての課題を教えてください」と聞くと、「子どもが一人で長時間遊び続けることができない」(75.6%)、「子どもが気になり集中できない」(73.7%)、「子どもへの罪悪感がある(長時間動画を見させる/構ってあげられないなど)」(53.6%)、「子どもが映るので社外との打ち合わせやオンライン面接ができない」(27.3%)、「会社側の理解が足りない」(12.5%)、「課題はない」(3.4%)となっている。

  • 子どもが近くにいる環境下でリモートワークをする際に感じる全ての課題を教えてください

そして、「子どもが近くにいる環境下のリモートワークで協力を依頼したり活用したもの(したい)があれば教えてください」と聞いたところ、「祖父母」(54.7%)、「夫あるいはパートナー」(50.9%)、「ベビーシッター」(28.1%)、「ファミサポ」(19.0%)、「家事代行」(10.2%)、「活用しない」(13.3%)という結果だった。

  • 子どもが近くにいる環境下のリモートワークで協力を依頼したり活用したもの(したい)があれば教えてください

続けて、「子どもが近くにいる環境下のリモートワークを経験した方はどんな工夫をしているか教えてください」と質問すると、大きく分けて「勤務時間の柔軟性」「子どもの過ごし方」「周囲のサポート」の3つの工夫についての回答が挙がった。

そして、具体的な工夫の方法として、勤務時間の柔軟性では「時間休や半休を組み合わせたりしました」、「なるべく子どもが寝たあとに仕事するようにしました」、「早朝、昼寝中、夫の帰宅後など子どもが寝ているか誰かに子守を任せられる時間で仕事を片付けました(けれど圧倒的に時間が足りません)」、「勤務時間を分散しました(早朝に数時間、残りを会議など社員との連携が必要な時間帯に)」などがあった。

また、子どもの過ごし方は、「今回の事態で学習系のアプリを渡してやってもらう、あまり手を貸さなくてもできる工作やお菓子作りを準備するなどはしようと思っています」、「時間割と課題を与えて暇を持て余さないようにします。休憩時間も決めて、そこはゆっくりコミュニケーションを取ります」、「子どもも一緒にお仕事と称してドリルをさせています」、「基本はDVDやAmazon prime videoなどで動画鑑賞させています」、「メリハリを付けるようにしています。外で思いっきり遊ばせて、疲れさせて寝てもらったり30分を四回に分けて動画を見せたり、タブレットで自習してもらったりしています」、「ママは今お仕事をしてるんだよとパソコンを指しながら伝え、決して子どもを無視してるわけではないよと伝えるようにしています」というコメントがあった。

さらに、周囲のサポートでは、「夫もリモートワークで二人で一人の子どもを見ることが大前提で、会議が入っている時間は交代で子どもを見ています」、「祖母に来てもらい午前中は外出してもらいました。近くにいるとどうしてもママ、ママになるので仕事になりません」などだった。