西武鉄道は21日、西武秩父線開通50周年記念キャンペーンと特急列車運行開始50周年記念プロモーションのフィナーレ企画として、「池袋線レッドアロー号ラストランプロモーション」を2月21日から3月13日まで実施すると発表した。

  • 「池袋線レッドアロー号ラストランプロモーション」グラフィックポスターのイメージ

「池袋線レッドアロー号ラストランプロモーション」は、1994年から25年以上にわたり池袋線・西武秩父線を運行してきた10000系「ニューレッドアロー」が3月13日で定期運行を終了すること、1969年から50年間にわたり池袋線・西武秩父線で運行された「レッドアロー」の愛称の定期列車が3月13日で終了することにともない、これまでの利用者や沿線住民への感謝の思いを込めて実施する。

駅構内や車内に「レッドアロー」のラストランをイメージしたグラフィックポスターを掲出するほか、池袋駅と西武秩父駅、一部特急列車の車内でグラフィックポスターをデザインしたクリアファイルを配布。ラストランのロゴを掲出したヘッドマーク付きの特急列車も運行する。定期運行最終日の3月13日には式典を開催し、プロモーションのフィナーレを飾る。

  • 池袋線レッドアロー号ラストランロゴ

  • ヘッドマークイメージ

ヘッドマーク付きの特急列車は、10000系「ニューレッドアロー」「レッドアロークラシック」をデザインしたヘッドマークを1編成(10000系「ニューレッドアロー」10110編成)に掲出。2月24日から3月13日まで池袋線・西武秩父線で運行する。

クリアファイルの配布は、西武秩父駅改札内で3月8日の10時15分から13時30分頃まで利用者を対象に行われ、続いて池袋駅特急ホーム入口の2カ所にて、3月10日の19~21時頃と、3月12日の21時から22時30分頃まで、特急列車に乗車・降車する利用者を対象に実施。3月13日に運行される池袋駅15時30分発「ちちぶ21号」の車内では、すべての乗客に係員からクリアファイルが配布される。いずれも配布枚数は1人1枚とされ、クリアファイルがなくなり次第、配布を終了する。

  • クリアファイルの表面・裏面

3月13日の式典は、10000系「ニューレッドアロー」が池袋線・西武秩父線での定期運行を終了することを記念し、池袋駅7番ホーム(上り方)にて15時から30分間開催。池袋駅15時30分発「ちちぶ21号」が特急ホームから発車するが、一般の観覧スペースは用意されず、ホーム上の一部エリアを区切って立入りが制限されるという。

池袋線・西武秩父線での10000系「ニューレッドアロー」の定期最終列車は、3月13日の池袋駅22時30分発「むさし49号」の予定。3月14日以降、池袋線・西武秩父線は001系「ラビュー」、新宿線10000系「ニューレッドアロー」に分かれての運行となる。