ラジオリスナーはもちろん、音楽ファンや家族連れも楽しめそうな大規模イベントが間近に迫っている。TBSラジオが仕掛ける「RADIO EXPO ~TBSラジオ万博2020~」だ。会場のパシフィコ横浜には複数のステージが出現し、音楽ライブやトークイベントが繰り広げられる。これはまさに、ラジオがテーマのフェスである。今回は、TBSラジオで聞いた話も交えつつ、同イベントの楽しみ方を考えてみたい。

  • ラジオエキスポのポスター

    TBSラジオは2月10日と2月11日の2日間にわたり、パシフィコ横浜にて大型リアルイベント「ラジオエキスポ」を開催する

最初に、ラジオエキスポ開催の経緯を簡単に押さえておきたい。TBSラジオではもともと、ラジオ番組の公開収録・公開放送やトークイベントなどをメインとする無料イベント「ラジフェス」を開催していた。このイベントは大人気で、2018年には2日間で16万人超の来場者を集めたのだが、会場の赤坂サカス(東京都港区、TBS放送センターの正面)は人であふれかえり、安全面からいっても、同じような内容のイベントを同地で開催し続けるのはかなり難しい状況となっていた。そこで、TBSラジオは今回、パシフィコ横浜を借り、有料の新規イベント「ラジオエキスポ」を開催することにしたのである。

TBSラジオのリスナーとしては、ラジオエキスポが有料イベントとなったことの是非や、「ラジフェス」の今後(なくなってしまうのかどうか)など、いろいろと気になることがある。そのあたりについては先日、TBSラジオでたっぷりと話を聞いてきたので、次の記事で詳細をお伝えしたい。なので、今回の記事では、ラジオエキスポの内容について見ていきたいと思う。教えてくれたのは同イベントのプロジェクトリーダーを務めるTBSラジオ 編成局 事業部の内田寛之さんと、同部次長の野上知弘さんだ。

屋内型ラジオフェス、2日通し券は9,000円

まず、イベントの概要は以下の通りだ。

■RADIO EXPO ~TBSラジオ万博2020~
・日時:2月10日(月)と2月11日(火・祝)の2日間
・会場:パシフィコ横浜・展示ホール(神奈川県横浜市)
・チケット:1日目4,500円、2日目6,000円、2日通し券9,000円、こどもエキスポ1,500円、e+(イープラス)で販売中

使用するのは、パシフィコ横浜・展示ホールのA~Dホール。ホールAは「こどもエキスポ」、ホールBは「ミュージックEXPO」、ホールC・Dは「エンタメEXPO」の会場となる。エンタメEXPOの会場内には「物販EXPO」と「横浜フードEXPO」がある。屋内型のフェスのような雰囲気だ。

  • 「ラジオエキスポ」のエリアマップ

    「ラジオエキスポ」のエリアマップ

日程は2日間だが、初日の2月10日は17時開場、21時終演、2日目の2月11日は9時開場、18時終演と時間が異なる。初日の開演時間が遅いのは、その日が平日であることを考慮した結果のようだ。

「たった4時間のために、4,500円のチケットを買う価値があるの?」。初日については、こんな疑問を感じた人もいるかもしれないが、それはタイムテーブルをよく見てから判断してほしい。先走って言ってしまうと、音楽を聴きに行くだけでも内容は濃厚なはずだし、往年のTBSリスナーであれば、“コサキン”とナイツが共演する初日の特別ステージを見逃すわけにはいかないはずだ。

  • 「ラジオエキスポ」のタイムテーブル

    2月10日「エンタメEXPO」のタイムテーブル

  • 「ラジオエキスポ」のタイムテーブル

    2月11日「エンタメEXPO」のタイムテーブル

  • 「ラジオエキスポ」のタイムテーブル

    2月10日「ミュージックEXPO」のタイムテーブル

  • 「ラジオエキスポ」のタイムテーブル

    2月11日「ミュージックEXPO」のタイムテーブル