重要情報をゲット! 会場には「椅子」が多数

以上で大体、ラジオエキスポについての紹介は済んだと思う。ここで、今回の取材で手に入れた重要な情報をご提供したい。会場内の「椅子」に関する話だ。

ラジオは幅広い年代のリスナーを抱えるメディアである。もっといえば、ベテランのリスナーがかなり多い。そういったリスナーの中には、フェス型のイベントと聞いて、「行ってみたいけれど、1日中立って見ているのはしんどそう」と参加をためらっている方も、いらっしゃるのではないだろうか。

でも、ご安心いただきたい。ラジオエキスポの会場には、ステージ前も含め、たくさんの椅子があるらしいのだ。大体の数をお伝えすると、ステージAの前にはおよそ800席、Bの前には200席、Cには100席、ミュージックEXPOの方にはなんと、およそ3,000席が用意してあるそう。それ以外にも休める場所は多く、フードエリアにはテーブル席もあるというので、1日いても、足が棒になる心配はないだろう。ステージAと音楽ステージには大型ビジョンがあるので、遠くからでも内容は確認できるはずだ。

どのエリアで何を見るか、それが問題だ

ラジオエキスポをどう楽しむか、どんな順番でどのステージを回るかについては、同局のヘビーリスナーであればあるほど頭を悩ませることになるだろう。見たいステージが重なっている時間帯もある。

1人のリスナーとして計画を立てるのであれば、初日は「ナイツ×コサキン」と物販エリアに充てて、2日目は「オープニング」→「ナイツ プレゼンツ 漫才協会出張ライブ」→「神田松之丞 講談『赤穂義士銘々伝~神崎の詫び証文』ノーカット映像特別上映」(ステージAの大型ビジョン)→「ハライチのターン!」→「2020年、ニュースの論点」(荻上チキさん、武田砂鉄さん、サンキュータツオさんが出演)→「たまむすび」→「エレ片のコント太郎」→「爆笑問題カーボーイ スペシャルステージ」→「グランドエンディング」(エンタメEXPOのエンディングには、その時点でエンタメEXPO会場にいる芸能人が全員集合するとのこと)の順番で回りたい。ただ、これだとミュージックEXPOが全く見られないので、とても悩ましいところではある。

  • TBSラジオ「神田松之丞 問わず語りの松之丞」

    講談師・神田松之丞さんは来る2月11日、真打ちに昇進するとともに、大名跡「六代 神田伯山」を襲名することになっている。松之丞さんは親交のある爆笑問題のお2人を襲名披露の席に招きたかったそうだが、爆笑問題がラジオエキスポに出演する関係で、その望みは叶わなかった。その件について松之丞さんは、先日のTBSラジオ「神田松之丞 問わず語りの松之丞」(毎週金曜、21時30分から)内で、「なぜ、俺のオファーを待たなかった! まさか、あんなどうでもいいところに(出演するなんて……)」(2019年12月13日放送分にて。ちなみに、同番組の過去放送分は「ラジオクラウド」にて聞き返すことができる)と毒づいていたのだが、ラジオエキスポにVTR出演するところを見ると、松之丞さんのラジオ愛も相当なものなのだろう

それと、ラジオエキスポの模様は、全てではないが、TBSラジオで聴くことができる。初日は「アフター6ジャンクション」の公開生放送となるので、Creepy Nuts、ライムスター、クレイジーケンバンドのライブがラジオで楽しめるはず。2日目の2月11日は、TBSラジオで11時から17時30分までの特番を放送するとのことだ。この特番では、スタジオに宇賀なつみさんや幸坂理加さんといった同局おなじみの出演者が入り、ラジオエキスポ会場と随時、中継をつなぐという。

ここまで、リスナー目線でラジオエキスポの見どころをお伝えしてきたのだが、このイベント、TBSラジオのリスナーではない人でも楽しめるのだろうか。この点について、内田さんは「リスナーさんは絶対に楽しいですし、リスナーじゃなくても普通に楽しめると思います」、野上さんは「出演者の誰かに興味がある人なら、大いに楽しめると思います」と話していた。確かに、ラジオを聞いていなくても、お笑いあるいは音楽が好きな人であれば、これだけの出演者がいるのだから「大いに」楽しめるのは間違いなさそうだ。

ラジオエキスポのポスターには、「エンタメの全て それがラジオエキスポ」という文言がある。その心は、「我々が考えうることは、全て入れました。TBSラジオから発信できることは、全て入っているという感じ」(内田さん)であるという。ラジオならではの「ジャンルごった煮感」が魅力のリアルイベント「ラジオエキスポ」には、リスナーもノンリスナーも楽しませたいというTBSラジオの思いが詰まっている。