俳優の清水尋也と女優の足立梨花が、10日に放送されるフジテレビ系月9ドラマ『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』(毎週月曜21:00~)の第6話にゲスト出演する。

  • 足立梨花(左)と清水尋也=フジテレビ提供

清水が演じるのは、超進学校に通い、全国模試で1位を取るほどのエリート秀才高校生・浅井航。足立が演じるのは、26歳の専業主婦・松永由貴だ。

第6話では、何としても井沢範人(沢村一樹)をミハンチームから追い出したい、公安部部長の曽根崎正人(浜田学)が、すでに起こった事件をなぜミハンシステムが探知しなかったのかとミハンチームを問い詰めることから展開。その事件は、超進学校に通う17歳の高校生・浅井航が、美術館で出会った26歳の専業主婦・松永由貴を殺害した上に、遺体をバラバラにしたという世間を騒然とさせたセンセーショナルな案件だ。

こんなに大きな事件を探知しなかったミハンシステムのリーダーに責任があると井沢をなじる曽根崎。ミハン統括責任者の香坂朱里(水野美紀)は、航が逮捕されているにもかかわらず、この事件を調べ直すことをチームに提案。井沢らは、ミハンチームとしては珍しく、すでに起きてしまった事件を捜査することになる。

井沢らは、精神科医に扮し、航の精神鑑定を行う。秀才の航は、井沢の問いに対し、「そんな鑑定で、僕の心が見えるんですか」など挑発的な態度。さらに、動機を問われると「人を殺してみたかった」と告白。航は、由貴の遺体を処理する際、血痕を消すなど完全に証拠隠滅をし、偽装工作を図ったものの、決定的な証拠となった由貴が航のマンションに入っていく際の防犯カメラの映像に関しては、まるで注意を払っていなかった。

彼はただの猟奇殺人犯なのか。航と由貴の間には何があったのか。井沢と航の対決、潜入捜査で次第に明かされていく航の本性…やがて、ミハンは意外な真相にたどり着く。

前作に兄(清水尚弥)が出演していた清水は「家族そろって『絶対零度』シリーズのファンなので、オファーをいただいたことを報告したら、“兄弟そろって、ご縁があるね”と喜んでくれました」と感想。

足立とは『サギデカ』(19年、NHK)で共演しているが、「『サギデカ』の現場は先輩ばかりで緊張しましたが、木村(文乃)さんと足立さんが、僕のことをいじってくださって感謝していますし、本当に楽しい現場でした。今回の共演初日には、『サギデカ』の現場のこともあったので、2人で『なんか、笑っちゃうね』と話していました(笑)」と話した。

その足立は「木村文乃さんと一緒に、清水くんのことをめちゃくちゃいじっていたので(笑)、今回そんな清水くんと再び共演するということで笑いがこらえられないです(笑)。2人でシリアスなシーンを演じるので、ダメだとは分かっているんですが、真剣に演じているからこそ、ふとした瞬間にお互い笑ってしまいますね(笑)」とコメント。

今回の役柄については「最近、子供がいる役をいただいたりもして、『あー、もうそういう年齢なんだな』と、しみじみと感じています(笑)。そういう意味では、オファーをいただいたうれしさと、年齢に関するさみしさがありました(笑)」と苦笑いしていた。

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