俳優の向井理が、きょう28日に放送されるカンテレ・フジテレビ系ドラマ『10の秘密』(毎週火曜21:00~)第3話の見どころを語った。

  • 向井理=カンテレ提供

第2話で、誘拐された娘・瞳(山田杏奈)を救い出すためには、自殺した帝東建設社員・矢吹(中林大樹)が残した帝東建設の不正の証拠データが必要であることを由貴子(仲間由紀恵)から知らされた圭太は、瞳を救いたい一心で、矢吹の家に忍び込みデータを入手する。

今夜放送の第3話では、そのデータを持って、由貴子が誘拐された瞳を取り戻すため誘拐犯との危険な取引に向かう。今作で演じる白河圭太について、向井は「基本的にみんなのことを最初は信用している役柄だがだんだんと不信に陥っていく」と話す。実際に、向井自身も撮影を進めている中で「本当に誰も信用できない(笑)。関係性とか役柄は一緒でも、それぞれが抱える“秘密”が明かされていくことで、見え方が全然変わっていく展開のドラマはなかなかない」という。

また、圭太についても「人を信じやすく、少し間の抜けたところがあるけど、憎めない」という向井。その役柄の例えとして、第2話で矢吹の家に忍び込み、不正の証拠であるデータを抜き出すシーンを挙げた。人の家に忍び込みデータを盗むとなると、誰しもドキドキしながら焦るはずだが、「圭太自身は誰か人が来るなんて思ってもいないから、USBにファイルをコピーすることも、朝までに何とかすればいいかという気持ちを持って演じていて。無駄と感じるほど丁寧なところも圭太だろうって(笑)。本当にこういうことが起きたら人間こうなるだろうなという生々しいドラマ。良くも悪くもイライラさせる役柄ですね」と表現する。

第3話の見どころについては「“娘の誘拐”から始まったドラマのストーリーは、第3話で新たな展開を迎える。でも、それは“起承転結”でいうと“起”の着地点であり、ストーリーが一気に変わる」と予告。さらに、「10年前の秘密について分かるが、その秘密が分かったから終わりではなく、その秘密が分かったからこそ新しい秘密が出てくる」とも話した。

そして、圭太についても、「これまでは娘を誘拐された緊迫感や家族に対する“秘密”が暴かれることで、わりと振り回される役柄だったが、3話以降は能動的に動き始める。ストーリー的にもかなり動きがあり、台本をみても、演じていても刺激のあるシーンばかりで面白かった」と、演じた感想を語っている。