2017年のデビューからまもなく3年、16人組ダンス&ボーカルグループ・THE RAMPAGE from EXILE TRIBEが勢いに乗っている。2019年に自身初の全国アリーナツアーを成功させ、川村壱馬と吉野北人が映画『HiGH&LOW THE WORST』で主要キャストを演じるなど、個人としても活躍。人気が急上昇し、知名度も高まった。

1月15日には2020年第1弾シングルであり、10枚目の節目となる「FULLMETAL TRIGGER」をリリース。「RAMPAGE=暴れ回る」という名の通りの力強さはそのままに、常に進化し続ける決意を込めた。このたびリーダーの陣、ボーカルの川村壱馬をはじめ、神谷健太、与那嶺瑠唯、岩谷翔吾、武知海青、長谷川慎、後藤拓磨にインタビュー。2019年を振り返るとともに、ニューシングルへの思い、さらに2020年の抱負を語ってもらった。

  • THE RAMPAGE from EXILE TRIBE

    THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの武知海青、神谷健太、岩谷翔吾、与那嶺瑠唯、川村壱馬、陣、長谷川慎、後藤拓磨(左から) 撮影:蔦野裕

グループにとって飛躍の年となった2019年。リーダーの陣は「グループだけではなく個人の仕事をしっかりとやらせてもらい、それぞれがTHE RAMPAGEに還元するものを持ってくる年になりましたが、みんなが同じ方向を目指してTHE RAMPAGEをどういうものにしていきたいかという明確なものがあり、一人ひとりがTHE RAMPAGEを代表して活動できた」と個々の活動を評価し、「一人ひとりが強くなったところでTHE RAMPAGEを発信すればもっともっと広がっていくと思うので、広がり続けて、なおかつ密度を濃くしていけたら」とグループのさらなる成長につなげていく考え。

武知も「2019年は上半期がチームとして、下半期が個人個人の活動という感じで、チーム全体が能力を高めていった印象がある」と、グループと個人の両方の活動による成長を実感している様子で、後藤も「『HiGH&LOW』など、メンバーがそれぞれ分かれてメディアに出た分、THE RAMPAGEのことを知っていただいた方もたくさんいると思う」と手応えを語った。岩谷は、初のアリーナツアーや“Jr.EXILE世代”による新プロジェクト「BATTLE OF TOKYO」を挙げて「いろんな初めての経験が多くて、すごく刺激的な1年になりました」と振り返り、神谷は「2019年はいろんな大きい経験をさせていただいた年」と表現した。

■「BATTLE OF TOKYO」で“らしさ”再確認

GENERATIONS、THE RAMPAGE、FANTASTICS、BALLISTIK BOYZの4グループによる「BATTLE OF TOKYO」の活動は、THE RAMPAGEらしさを再確認する重要な機会にもなったそう。陣は「『BATTLE OF TOKYO』の中での自分たちの立ち位置を見出し、それによってTHE RAMPAGEに求められているものが理解できた」と語り、また、「アーティストとしての見せ方を学ばせてもらい、どういう音楽をどういうタイミングで発信したらもっと多くの人に聞いてもらえるかといったことをより意識するようになりました」と話した。

川村は、個人の活動がそれぞれ増えたことによるメンバー同士の関係性の変化に言及。「2018年までは360日くらいメンバーと一緒にいる感じだったのが、2019年は個人の活動が増えて会う頻度が大幅に少なくなり、お互いを当たり前にしないという意識が出始めている。会ったら『おー久しぶり!』ってちょっとうれしくなる感じは今までなかったので、逆にそれがいい空気感を生み出していたりもしますし、自分たちの関係値の基盤がやっと形成されたような1年でした」と語った。

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■「LDH PERFECT YEAR」への強い思い

2020年は、6年に一度のLDHグループの祭典「LDH PERFECT YEAR」が開催される年で、THE RAMPAGEとしては今回が初参加。川村は「僕らはデビューして『PERFECT YEAR』を迎えるのが初めて。LDHに入った頃に先輩方が『PERFECT YEAR』を盛り上げているのを見て憧れていたので、今回一緒にLDHの一員として活動できるのがすごくうれしいです」と目を輝かせた。

「LDH PERFECT YEAR」では1年間を4つのシーズンに分けエンターテインメントを展開し、THE RAMPAGEは最初のシーズン1からアリーナツアーを開催。長谷川は「出だしが一番大事だと思うので、『PERFECT YEAR』一発目の稼働グループとして起爆剤となって、一気に着火してシーズン4までガッツリ盛り上げていけたら」と意気込み、与那嶺も「物怖じせず、僕らはTHE RAMPAGEらしく発信していき、日本のみなさんに元気になってもらえるように、そしてTHE RAMPAGEをもっと好きになってもらえるような年にしていきたい」と力を込めた。