2019年のスイーツ界を騒がせた「バスクチーズケーキ」の新顔に出会うため、箱根に出掛けるというのはどうだろう。芦ノ湖散策にもぴったりなカップ入りバスクチーズケーキが登場したとの噂を聞きつけたので、早速、現地へと実食に赴いてみた。
都心から約90分。豊かな自然に恵まれた箱根の芦ノ湖は、日本有数の景勝地として知られ、湖畔から望む富士山や秋の紅葉など、年間を通じて絶景が楽しめる観光スポットだ。そんな同地に、日本初のカップ入りバスクチーズケーキを提供するお店がオープンしたと聞いたので、取材してきた。
箱根の新たな定番スイーツが誕生?
カップ入りバスクチーズケーキを販売しているのは、2019年7月にオープンした「箱根チーズテラス」。芦ノ湖遊覧船乗り場からもほど近い神社通り沿いに立地し、多くの観光客が訪れている。
「バスクチーズケーキ」とはその名の通り、スペイン・バスク地方で食べられているチーズケーキのこと。外は焦げ目が付くほどこんがりと焼き上げながらも、中はしっとりとした食感で仕上げるのが特徴だ。
箱根チーズテラスではバスクチーズケーキを理想の色、味、食感で仕上げる独自の製造方法を確立。ケーキ生地は南箱根産の新鮮な牛乳と数種のチーズを配合したクリームチーズを組み合わせ、焼きムラの出ない独自製法で焼き上げる。これにより、チーズの香り豊かで、濃厚な味わいとなめらか食感が楽しめる、同店ならではのバスクチーズケーキが完成したという。
箱根チーズテラスのバスクチーズケーキはカップ入りであるため、テイクアウトできるのも嬉しいポイント。天気のいい日は芦ノ湖の絶景を眺めながら食べ歩きが楽しめるし、箱根観光のお土産にもぴったりだ。
今回は1番人気の「プレーン」のほか、2019年にブームを巻き起こした2大スイーツのコラボ商品「チーズタピオカミルクティー」(600円)をオーダー。湖畔へと移動して実食することにした。
カップを開けると、きつね色の焼き目がついた表面とチーズの香りに食欲がそそられる。さっそくスプーンですくって、一口いただいてみる。すると、なめらかというよりも口の中で溶けるような不思議な食感ながら、濃厚なチーズの味わいがしっかりと感じられた。実は、バスクチーズケーキを食べたのはこれが初めてだったのだが、今までに味わったことのない食感だった。
箱根チーズテラスではトッピングとして、「岩塩」「ブラックペッパー」「醤油パウダー」(各50円)を用意している。チーズの魅力を引き上げる味の変化が楽しめるとのことなので、こちらもぜひチャレンジしてみてほしい。また、12月21日からは冬季限定でクーベルチュールチョコレートを使った「チョコレートチーズケーキ」を販売しているので、こちらも要チェックだ。
箱根チーズテラスの周辺には、芦ノ湖を遊覧する箱根海賊船、パワースポットとして人気の箱根神社、絶景を一望できる箱根ロープウェイなど、観光スポットが目白押し。2020年の幕開けはバスクチーズケーキとともに、芦ノ湖散策を楽しんでみてはいかがだろうか。
■ショップデータ
箱根チーズテラス
住所/神奈川県足柄下郡箱根町元箱根54
営業時間/10:00~16:00
定休日/不定休
電話/0460-83-9007