チーズを使った料理がブームにもなったここ数年。「とろ~り」とした見た目がSNS映えすることもあり、年々消費量も増えているようだ。レストランでも、自宅でも、とにかくチーズが大好きでよく食べるという方も多いのでは? そんなチーズ好きな方におすすめしたい、とっておきのディナープランが「キハチ青山本店」に登場した。

  • 普段は肉料理にかけることが多いラクレットチーズを魚介にたっぷりと

創業30年以上の名店にチーズづくしのプランが登場

「キハチ」といえば、創業30年以上、多くのグルメファンから愛されている名店。その本店となる「キハチ青山本店」は神宮外苑のいちょう並木通りに店を構え、テラス席から四季折々の風景を眺めつつ食事を楽しめることで有名だ。季節ごとにさまざまなプランを提供している同店舗で2020年1月7日~2月24日までディナー限定で提供されるのが、冬のあったかチーズづくしプラン「Cheese! Cheese!! Cheese!!!」。シェフがセレクトした7種類のチーズを、さまざまな料理で味わい尽くしてもらおうというもので、前菜以外はすべてあたたかい料理となっている。

  • 冬でもあたたかく料理を楽しめるストーブ・防風シート完備のテラス席

プランに使われているチーズは以下の通り。「5年熟成 ゴーダチーズ」「トリュフの香り広がるカチョ・ディ・ボスコ」「とろける食感のブッラータチーズ」「やさしい甘みと芳醇な香りゴルゴンゾーラチーズ」「フレッシュな味わいマスカルポーネチーズ」「表面をとかして熱々を楽しむラクレットチーズ」「燻製の香りを楽しむスモークチーズ」。これだけのチーズをディナーで一気に味わえるなんて、チーズ好きにはこれ以上ない喜びでは?

  • 7種のチーズそれぞれの個性を活かした料理は食べたことのない独創的なものばかり

チーズづくしのディナーを実食!

今回、プランの中から、3つの料理を試食させていただいた。まずは前菜の「とろーり水牛のブッラータチーズとフルーツ カプレーゼ仕立て」。旬なフルーツを組み合わせ、カプレーゼ仕立てにしたもの。色鮮やかな一皿で、運ばれきた瞬間にテーブルがパーっと華やぐ感じだ。

  • 旬なフルーツを組み合わせてカプレーゼ仕立てにした「とろーり水牛のブッラータチーズとフルーツ カプレーゼ仕立て」

カプレーゼといえば、モッツァレラチーズとトマトが定番だが、そこは自由な発想で食材を組み合わせて料理を作るキハチならではの遊び心もあり。フルーツたっぷりな上、ハニーレモンのドレッシングを合わせて、ブッラータチーズのコクのあるクリーミーな味わいと甘酸っぱさが際立つ仕上げとなっている。黒胡椒のピリッとした刺激もアクセントになっていて、この後の料理がますます楽しみになる前菜の役割を見事に果たしている。

続いて、「ポルチーニ香るレバーペーストと伊達鶏のスモークチーズ焼き トリュフ風味のチーズ"カチョ・ディ・ボスコ"を掛けて」。福島産のブランド鶏肉「伊達鶏」を使い、上にスモークチーズを乗せて焼き、さらにその上からトリュフが香るチーズ、"カチョ・ディ・ボスコ"を削ったかけたもの。

  • 贅沢で食べ応えのある「ポルチーニ香るレバーペーストと伊達鶏のスモークチーズ焼き トリュフ風味のチーズ"カチョ・ディ・ボスコ"を掛けて」

ほどよい弾力の伊達鶏を噛みしめるとじんわりと肉のうまみが口の中に広がる。レバーペーストの濃厚さ、スモークチーズとカチョ・ディ・ボスコの塩気と芳醇な香りが相まって、一気に贅沢な気分に。じつに美味しくて食べ応えもありだ。酸味のきいた赤玉ねぎとシェリービネガーのソースをかけてもさっぱりとしてまた違った味わいになるので飽きがこない。

そして、プランのシメに出てくるのが「色々魚介の石焼きスパイシーブイヤベースリゾット 仕上げはラクレットチーズで」。いか、あさり、ムール貝など魚介の旨味たっぷりなリゾットを石焼風に、粉山椒、豆豉、クミン等13種類ほどのスパイスを配合した特製スープが使われており、そこにラクレットチーズをたっぷりとかける。かなり無国籍感のあるメニューだ。まろやかながら複雑な味わい深さを感じることができ、食べているうちにじんわり体があたたかくなってくるから、寒い季節にピッタリ。

  • 食べているうちに体がポッカポカになる「色々魚介の石焼きスパイシーブイヤベースリゾット 仕上げはラクレットチーズで」

普段は肉料理に使われることが多いラクレットチーズを魚介のリゾットに使ったり、味のしっかりしたゴーダチーズを旬の白菜とサーモンをグラタンの上からかけた「黒胡椒をきかせた白菜とスモークサーモンのグラタン 5年熟成のゴーダチーズ掛け」や、「肉と貝柱を詰めた丸ごと玉ねぎの熱々ココット ゴルゴンゾーラの粒マスタードソース」等々、独創的な料理が並んでいる今回のプラン。料理長の石川泰史さんにお話を伺ったところ、個性が違うチーズそれぞれの特長を活かし、旬の食材と合わせた温かい料理を味わってほしいとの思いからこうしたメニューを考えたそうだ。「プランを考えるときにいつも思うことは、全部を食べたときに色々な味があって、色んな世界を楽しめるようなものを、ということです」という石川料理長。キハチ特有の無国籍料理テイストを、チーズをふんだんに使ったあたたかい料理で存分に楽しんでほしいそうだ。

チーズ尽くしの後は、デザートの「KIHACHIのナポレオンパイ」もお楽しみのひとつ。苺が一番美味しい季節のみ限定で提供される、キハチ自慢のスイーツだ。また、新作の「KIHACHIのショコラナポレオンパイ」も、1月7日(火)から「キハチ青山本店」の冬季限定スイーツとして登場する。サクサクのパイ生地と、ビターでコクのあるチョコレート、甘酸っぱい苺が三位一体となった味は絶品。こちらは、いつでも作りたてを提供できるように、お客さんが来店する時間に合わせてパティシエが仕上げているというから、クオリティの高さに納得(※チーズプランのデザートはスタンダードな「KIHACHIのナポレオンパイ」)。

  • この季節が来ることを楽しみにしている人も多いという限定スイーツ「KIHACHIのナポレオンパイ」と、新作の「KIHACHIのショコラナポレオンパイ」

  • 「KIHACHIのショコラナポレオンパイ」は本当に絶品! いくらでも食べられそうだ

チーズプランは、A~Dまでの4つのプランが用意されており、店内またはストーブ・防風シート完備のテラス席でも楽しむことができる。時間は店内利用の場合90分、テラス席の場合は120分となっている。並木通りで季節を感じながら味わう絶品の数々。この冬、「キハチ青山本店」のテラスでチーズづくしプランを堪能してみては?

●information
「キハチ 青山本店」
東京都港区北青山2-1-19
冬のあったかチーズづくしプラン「Cheese! Cheese!! Cheese!!!」
開催期間 : 2020年1月7日~2月24日
営業時間:
ランチ 11時30分~14時30分 L.O.(16時 CLOSE)
ティータイム 14時30分~16時00分 L.O.(17時 CLOSE)
ディナー 18~21時 L.O.(22時30分 CLOSE)
※日祝のみ18時~20時30分 L.O.(22時 CLOSE)
※翌日が休日の場合は平日の営業時間

著者:岡本貴之

1971年新潟県生まれのフリーライター。音楽取材の他、グルメ 取材、様々なカルチャーの体験レポート等、多岐にわたり取材・ 執筆している。好きなRCサクセションのアルバムは『BLUE』。趣味はプロレス・格闘技観戦。著書は『I LIKE YOU 忌野清志郎』(岡本貴之編・河出書房新社)」