――生駒さんの撮影は何日くらいだったのですか?
全部で3日でしたね。私にとってこの3日間はとても貴重な時間でした!
――シーンをご一緒されていたキャストの方々はどなただったのでしょう。
常磐ソウゴ役の奥野壮さん、ゲイツ役の押田岳さんたち『ジオウ』メンバーでしたね。最初にお会いしたときは「あっ、テレビで観てた人!」って印象(笑)。フィーニス自体がそれほど喋らないキャラクターなので、現場で長い時間話したりできなかったんですけど、私的には"視聴者目線"でお2人にいろんな感動を覚えていました。「仮面ライダー」シリーズだと、最初は新人で少しぎこちなかったキャストのみなさんが、1年間の撮影を経験して最後のほうにはいろいろな難しい表現をこなされるようになるでしょう? そういった私の「仮面ライダー」ファンとしての感慨が、現場で密かに噴出していました(笑)。
――生駒さんから見た、他のドラマや映画と異なる特撮ヒーロー作品ならではの現場のようすには、どんなものがありましたか。
ライダーの「変身」シーンの"裏側"が見られたのは、とても楽しかったですね。こうしてあの日曜朝の番組のようにカッコいい映像が出来上がるのか~!みたいな(笑)。また、スーツアクターさんがどのようにしてカッコいいアクションをこなされているかなど、テレビの画面に映らないいろいろな方たちの苦労の部分を見学することができたのは、非常に興味深かったです。
――今回の映画では"敵"の役でしたが、もしも今後「仮面ライダー」シリーズに出演されるとしたら、どんな役を演じてみたいですか? 正統派のヒロインでレギュラーとかはいかがですか?
ヒロインよりは、演じるとすれば、やはり「変身」する役がいいです。そして、できれば仮面ライダーになって戦いたい! 可愛いというよりはカッコいい仮面ライダーになりたいですね。
――最近、大人の女性でも特撮ヒーロー作品のファンだとはっきり表現される方が多くなってきたように思えますし、仮面ライダーバルキリー/刃唯阿(演:井桁弘恵)のような戦う女性仮面ライダーの支持もいっそう高まるかもしれません。
いわゆる「男の子向け」とされている「特撮ヒーロー」作品が大好きな女の子って、昔からたくさんいたんだと思います。最近になって目立ってきたように見えるのは「男の子でも女の子でも"好き"になる気持ちは自由じゃないか」という風に、世の中の理解が深まってきたからなんでしょうね。
――それでは最後に、生駒さんから映画『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』の見どころを一言、お願いします。
私が演じるフィーニスは、仮面ライダーの歴史をも破壊しようと企んでいるすごい敵なんです。クライマックスには、フィーニスにもあっと驚く展開がありますので、どうぞお楽しみに! たくさんの方たちに劇場へ足を運んでいただきたいです!
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