平成"最後"の仮面ライダー「ジオウ」と、令和"最初"の仮面ライダー「ゼロワン」の作品世界が融合する映画『仮面ライダー 令和ザ・ファースト・ジェネレーション』がいよいよ12月21日より公開される。まったく世界観の違う2つの作品がどのように交差するのか。魅力的なキャラクターの競演にも注目が集まっている。

鶴嶋乃愛(つるしま・のあ)。2001年生まれ、高知県出身。2013年よりファッション誌のモデルとして活躍。CMでは「マクドナルド三角チョコパイ あまおう」に出演。『仮面ライダーゼロワン』のヒロイン・イズとして、女優デビューを果たした。撮影:大門徹

今回のインタビューでは、『仮面ライダーゼロワン』でヒロイン・イズを演じる鶴嶋乃愛が登場。人工知能搭載人型ロボ「ヒューマギア」である異色のヒロインとして、さらに主人公・飛電或人の頼れる秘書として存在感を示している鶴嶋に、その人気の秘密を聞いた。

――イズといえば、仮面ライダーゼロワンが戦っている後ろで取るかわいいアクションや、頼もしくサポートする姿が話題になっていますね。あのようなイズの活躍はどのようにして生まれたのでしょうか?

第7話「ワタシは熱血ヒューマギア先生!」のフーフーとかですね。あのフーフーや、ゼロワンの後ろで拍手をしている回は、山口恭平監督が担当してくださっているんです。山口監督は、イズにいろんな遊びを入れてくださっていて、本来イズは秘書なのでただ見守る役目なんですけれど、それが続くのもおもしろくないので、"ラーニングした"ということで、いろんな演出が入っています。拍手したり或人をサポートしたり、それに一緒になって喜んだりと、そういう感情も出てきているというところも含めて、イズのいろんな面を見せられているのかなって。

――本当に、或人と"一緒に"戦っているという感じですよね。

そうですね。1・2話に比べて、イズもずいぶん成長しています。それに、どんどん或人の気持ちに寄り添うようになっていますよね。

――イズを演じて、イメージも定着してきたのではないでしょうか。周りからの反響はいかがですか?

イズはアンドロイドで、ウィッグもかぶっていますから、番組を見てくれる子どもたちから「怖い」とか思われたりしちゃわないかなという不安がありました。それに、『ゼロワン』には仮面ライダーバルキリーという女性ライダーがいますから、それに比べてイズが埋もれてしまい、自分がヒロインとして不十分だったらどうしようという心配もあったんです。

でも、番組が始まると、本当に予想以上にたくさんの方から反響をいただきました。もともと自分のファンでいてくれた子からも「かわいい」と言っていただいたり、放送が終わるたびにみなさんが話題にしてくださって、SNSでも「イズちゃん」と書き込んでくださってトレンドに入ったりもしていますし、逆にほめられすぎて怖いです(笑)。

衣裳がかわいいという声もいただきます。私自身、役が決まって、キャラクター衣裳を見たときからすごくかわいいと思っていたので、ほめていただけるのはすごくうれしいですね。イズちゃんはメイクや髪型、ネイルとか、いろんなところにこだわっているので、そういう細かいところにも視聴者の方が気づいてくれるのはすごくうれしいです。それだけちゃんと見てくれているんだなというのも実感できますから。

――そうした"こだわり"の部分で、鶴嶋さんご自身がアイデアを出されたところはありますか?

私は自分で「~~していいですか」とはっきり主張するのが苦手なタイプなんです。だから、本当に基礎を作る1・2話のリハーサルの時に、ちょっとずつ自分の意見を小出しにしていって、何も言われなかったら続けるというのをやっていました(笑)。「こういうのどうですか?」とかはあえて聞かずに強行突破、みたいな感じです。

――策士ですね(笑)。

イズはボブカットの設定なんですけれど、パイロット版を担当した杉原輝昭監督は「前髪はパッツンじゃないほうがいい」と言っていたんです。でも、私とスタイリストさんが「絶対にパッツンですよ!」って言い続けて、前髪パッツンの今のイズが出来上がりました。

ネイルの色も、白とか青とか緑とかいろいろ候補があったんです。杉原監督は「白!」ってずっと言っていたんですけれど、「黒が……いいな~」みたいな感じで。小声で(笑)。最終的には「じゃあ黒にしよう」と賛成してくれました。