――映画の上映と並行して放送されている『ゼロワン』テレビシリーズでは、かなり衝撃的な出来事が起きており、これからこのストーリーどうなっていくの?というスリルを感じずにはおれませんが、今後も単発の「お仕事」テーマのエピソードは続いていくのでしょうか?
大森:続けていくでしょうね。無理やりにでも。
高橋:最後まで「お仕事」テーマは続けようという目標はあります。
大森:でも、みなさんもうそろそろ気づいているかもしれませんが、「お仕事」と「仮面ライダー(の戦闘)」って、食い合わせがよくない(笑)。
高橋:ヒューマギアのお仕事紹介と、或人が仮面ライダーに変身して戦うシチュエーションをつなぎにくいんですよね。打ち合わせのときもたびたび「この話、仮面ライダーが出なければうまくハマるのに」なんてことをよく言い合います。
大森:あるんですよね。「戦わないといけない?」って(笑)。
高橋:いけないのはわかっているんですが(笑)。
大森:或人が本来、戦いと遠いところにありますから。
高橋:争いと無縁な人間ですよね。
大森:だから一度、やってみてもいいかなと思うんです。30分最後まで観て「あれ? 今日仮面ライダーの立ち回りが無かったぞ」と気づく(笑)。
高橋:ふつうに「お仕事もの」として完結するんですね(笑)。
大森:「お仕事って大変だなあ」って思えるような回を。
高橋:そのうち「テレビドラマプロデューサーのお仕事」編を作って、大森さんに出てもらいましょう(笑)。