年末年始の長期休暇に、車で旅行する人も多いはず。普段は電車やバスで移動している人にとって、ロングドライブはなかなか疲れるもの。そんな休日ドライバーにとって頼りになるのが、一般道に点在する「道の駅」だ。最近では観光やグルメのスポットとして人気になっているところも多い。そんな道の駅に新たに加わったのが、静岡県伊豆市の「道の駅 伊豆月ケ瀬」。地元グルメをお目当てに足を運んでみた。

  • 新オープン「道の駅 伊豆月ケ瀬」でココでしか食べられないグルメを満喫

    ウニととろろの組み合わせって意外とない気がする

伊豆の大自然の中にオープンした「道の駅 伊豆月ケ瀬」

2019年12月14日にグランドオープンしたばかりの「道の駅 伊豆月ケ瀬」は、伊豆縦貫自動車道 天城北道路 月ヶ瀬ICと直結しており、伊豆の中でも雄大な自然を誇る、月ヶ瀬、天城湯ヶ島の狩野川沿いに位置する、静岡県内で25番目となる道の駅。東京から車で約2時間ほど走ると、自然に馴染んだ綺麗な外観の施設が見えてきた。

  • テラスからは風光明媚な景色が望めてのんびり癒される。写真は2階からの眺め

2階建ての造りになっており、2階に位置する入口の左手は物販コーナーになっている。椎茸やわさびといった地域の名産品、農産物、オリジナル商品等が並んでいて、見ているだけでも楽しめる賑やかさ。

  • 売店には地元の名産を使ったお土産が盛りだくさん!

  • 椎茸はわさびと並ぶ売店の主役という感じだった

わさびを使ったせんべい、チョコなど、会社の同僚や友だちへのお土産にピッタリな商品もあれば、「猪最中ソフト」(税込480円)等のスイーツもあり、長時間のドライブに飽きてしまった小さな子供もここなら喜んでくれそうだ。また、休憩スペースからは狩野川の景色も眺めることができる。ウッドデッキ調のデザインはとても気持ちがやすらぐ感じで、休憩にピッタリ。中央の階段から1階に下りると、左手には多目的スペースが設けられている。会合等で地域住民のコミュニティ拠点としての役割も担っていくようだ。

さて、お目当てのグルメを見てみよう。1階のレストラン「月ケ瀬 テラスキッチン」は、とても明るくてポップな雰囲気がイイ。メニューは地元の食材などを活かしたオリジナルの料理がズラリ。

  • 明るくてポップなレストランはいつまでもいたくなる落ち着ける雰囲気

  • 地元の食材を活かした豊富なメニューは季節ごとに新メニューも加わるようだ

まず目についたのが、「ズガニ定食」(税込2,180円)と「ズガニうどん」(税込1,580円)。ズガニとは、モクズガニとも呼ばれる地元の川で9月から12月頃に獲れるカニのこと。郷土料理として古くから食べられており、ズガニから出るだしを味噌と合わせた味は、ごはんやうどんにピッタリ。季節限定メニューで、まさにここでしか食べられない「伊豆月ケ瀬」ならではのグルメだ。

  • 郷土料理の「ズガニ定食」は季節限定メニュー

他にも「猪すき焼き御膳」(税込2,480円)「いのししカツカレー」(税込1,580円)「天城シャモ親子丼定食」「天城シャモかつ煮定食」(共に税込1,680円)といった名産を活かした肉料理メニューもあり。また、"静岡、伊豆といえばわさび"という人には、わさびを自分でおろしながら食べる「わさび飯定食」(税込1,680円)や「ツンからわさびとそば」(税込980円)も用意されている。

どれも美味しそうで迷ってしまったが、今回は「ウニとろろめし」(税込2,480円)を食べてみた。

  • ウニの甘みとさっぱりした自然薯が美味い「ウニとろろめし」

甘みのあるウニと自然薯を、上に乗ったわさびを醤油で溶かしつつ頬張ると、贅沢な味わいに思わずにんまり。とろろは意外にも粘度は少なめで、さっぱりした味わいだ。シソも入っていて後味がとても良い。自然薯でパワーを補給して、車の運転も頑張れそうだ。ちなみに器が結構大きめなので、箸じゃなくてスプーンを使った方が食べやすいかもしれない。

  • わさびをたっぷりの醤油で溶かして

食後は、テラスに出て狩野川の流れと山々を眺めながら、ひと休み。こうして大自然の中に囲まれていると、心と体の疲れが消えていくよう。都会の喧騒を忘れて、風光明媚な景色と地元の美味しいグルメを楽しみに、「道の駅 伊豆月ケ瀬」までちょっと遠出してみては?

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  • あえなく失敗。わさびはスルリとアームをすり抜けていった。本当にお涙頂戴になってしまった

●information
「道の駅 伊豆月ヶ瀬」
静岡県伊豆市月ヶ瀬78-2
営業時間:9~17時
※季節により営業時間が変更になる場合あり