タレントのベッキーが、自身の出演する東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『悪魔の弁護人・御子柴礼司 ~贖罪の奏鳴曲(ソナタ)~』(14日は24:10~ ※繰り下げの場合あり)の見どころを語った。

  • 『悪魔の弁護人・御子柴礼司 ~贖罪の奏鳴曲~』に出演するベッキー=東海テレビ提供

元少年Aという過去を背負いながら弁護士となった御子柴礼司(要潤)を主人公にした、異色のヒューマン法廷ミステリーの同作。ベッキーは、御子柴の事務所に、ハローワークでたまたま紹介されて事務員として採用されてしまった日下部洋子を演じている。

――台本を読んだ感想は?

「弁護士もののドラマです」と伺って読ませていただいたんですが、思ったより重いテーマで、これは色んな意見が出るだろうな、色んな考えが生まれるだろうなって思いました。でも「次の台本まだですか?」って、こんなに次の台本を楽しみにするのは久々で、本当に続きが気になる、どんどん展開していくストーリーがすごいなって思いました。

――役どころについて。

私の役は日下部洋子という女性で、私にはない優しさをたくさん持った、本当に真っ直ぐな女性。少しでも彼女に近づけるように頑張ろうと思いました。メガネはびっくりしましたね。連ドラでずっと眼鏡をかける役っていうのは初めてなので。あと、仕事となったら男性を立てて「ついて行きます!」ってなるところは自分とちょっと近いかなと思います。

――共演者について。

要さんとは13年前に一度ドラマでご一緒していますが、しっかりお話するのは初めてです。要さんと御子柴は、クールなところとか内に秘めた情熱があるところがすごくリンクしたので、初日からスッと入れた感じが、すごい居心地良かったです。逆に、現場で「おはようございます」とか笑顔で言わなくていいですよ、みたいな(笑)。もっと御子柴になっていいですよ、気を遣わないでくださいって思っちゃいます。

津田さんとは9年前に同じシーンはないけど同じドラマには出ていて。すごくクールな印象を持っていたので、初めてお会いしたときに“高尾山に今から登る人”みたいな帽子とリュックを背負ったバックパッカーみたいな格好で「あ~、ベッキーさ~ん」みたいな笑顔いっぱいで言われてびっくり。でも、メイクして現場入ったら、もう岬検事で「この人のスイッチすごっ!」って思い、鳥肌が立ちましたね。

――小説はシリーズ化されていますね。

演じるときに「シリーズ化されるように」とは思わないですけれども、もちろんそうなったら最高のカタチだなと思います。たくさん可能性がある物語なので、期待しちゃいますね!

――タイトルにかけて、「悪魔だな~」と思ったエピソードは?

ペットですね。「朝ご飯くれ!」って寝ている私を起こすんですけど、朝ご飯は5時って決まっているのに食べたい時間が毎日繰り上がってきていて。4時半の日があり、4時になり、今朝は3時半に起こされて、ホント勘弁してくれって感じでした。イタリアン・グレイハウンドって犬種の「お市」ていう、ちょっと昔の日本のような名前(笑)の女の子。由来は「お市の方」と、首のところに白い銀杏のマークがあるので、その銀杏の「いち」にかけて「おいち」。ホント小悪魔ですね。

――視聴者へのメッセージ

このドラマは一言で「弁護士もの」というようなシンプルな弁護士ものではなくて、本当に“人生”とか“人とは”とか色々考えさせられるドラマなので、たくさんの意見が分かれると思います。このドラマを通して「あ、私ってこんな良い目線を持っているんだ」とか「こんな意地悪な目線を持っているんだ」と、ご自身と向き合う時間を作っていただけたらうれしいです!