タレントのベッキーが、12月7日スタートの東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲(ソナタ)~』(毎週土曜23:40~)で、6年ぶりに連ドラレギュラー出演することが9日、明らかになった。

ベッキー=東海テレビ提供

このドラマは、ミステリー作家・中山七里氏の『弁護士・御子柴礼司』シリーズ4作を映像化するもの。悪辣な手腕で勝訴をもぎ取る弁護士・御子柴礼司(要潤)の事務所に、ハローワークで紹介され就職してしまった事務員・日下部洋子(ベッキー)だったが、そんな中、洋子は御子柴がかつて、凶悪犯罪を犯した元少年Aであることを知り…。二転三転する法廷劇をハイテンポに、また、過去の罪と向き合う御子柴の苦悩をスリリングに描いていく。

主演を務める要は「タイトルがすごく面白そうで惹かれたこと、加えて弁護士役は、一度演じてみたかったので、すぐに やらせていただきたいと思いました」とコメント。「世の中には、喜ぶ人がいたら悲しむ人がいるように、一見、正義に見えても悪だったり、表に見えても裏だったりする部分があるので、その辺はすごく考えさせられるドラマだなと思います」と見どころを語る。

一方のベッキーは「『ようやく弁護士ものの依頼が来た!』オファーを受けたときは喜び、台本を開いたら、事務員役でした(笑)。でも台本を読むうちに面白さにひかれ『ぜひ、やりたい!』という気持ちが大きくなっていきました」と意欲。「このドラマはシリアスで、ちょっと重めな題材ですが“本当に信じていいものは何か”をすごく考えさせられる素敵なメッセージが込められているのでぜひ見ていただきたいですし、純粋に面白いで す! こんなに『台本まだですか?』って聞いたのは初めてで、『早く次が見たい』と思う展開が待っているので一緒に楽しんで、驚いてください」と呼びかけた。

そして、御子柴のライバルである東京地検の次席検事・岬恭平役で津田寛治が出演。「オファーを受けたときは『来たな』と。男優をやっていればいつか訪れる刑事もの・法廷もの・医療も のの3大峠の1つがとうとう来たかと。今まで検事も弁護士もやったことがありますが、これほどガッ ツリ法廷シーンのある連ドラの検事は初めてで、脚本をパラパラとめくったときにストーリーも頭に入らないくらい膨大なセリフに圧倒されて襟を正し、腹をくくりました」と心境を明かした。

松本圭右プロデューサーは「人生にやり直しはあるのか…視聴者の方には、要さん演じる御子柴の“贖罪の道”を、ベッキーさん演じる洋子とともに感じ、ドラマ全体を楽しんでいただけたらと思っております」と話している。

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