GoodServiceは11月27日、事故物件に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は11月14日~15日、不動産会社従事者1,120名を対象にインターネットで行われた。

  • 事故物件でも良い理由

    事故物件でも良い理由

はじめに、「事故物件と呼ばれる住宅に借り手や買い手はつきますか?」と質問したところ、6割以上が「はい」と回答。事故物件でも良い理由を聞いたところ、「相場より安い」(64.6%)、が最も多く、次いで「リフォームや清掃が行き届いている」(23.2%)、「特別良いという理由はない」(11.8%)と続いた。

  • 事故物件に当てはまるもの

    事故物件に当てはまるもの

次に、事故物件と呼ばれるものはどういった物件なのかを教えてもらったところ、多い順に「自殺や火災などの事故が起きた」(62.4%)、「殺人事件が起きた」(48.1%)、「孤独死」(33.4%)、「心霊現象の噂がある」(28.7%)、「物件の周囲に嫌悪される施設がある」(26.1%)という結果に。自殺、火災、殺人事件のほか、周囲に火葬場や墓地がある物件も事故物件として取り扱われることもあるよう。

また、孤独死について「孤独死物件は場合によっては事故物件扱いになりませんか?」と質問したところ、7割近くが「はい」と回答。一般的に事件や事故が起きた物件は「告知義務」が発生するのに対し、孤独死の場合は告知義務が発生しないケースがほとんどのよう。

「孤独死が起きた物件で一番大変な部屋の状態」を聞くと、「ニオイが取れない」(40.7%)、「遺体の腐敗」(32.7%)、「シミが酷い」(15.0%)、「部屋がゴミで溢れゴミ屋敷状態」(10.6%)が上位に。

また、「孤独死が起きた物件でその後の処理で何が一番大変か」と聞いたところ、「特殊清掃」(40.9%)、「リフォーム」(27.5%)、「近隣への配慮」(17.2%)と続いた。