ニッポン放送のアナウンサーが勢ぞろいする「ニッポン放送女性アナウンサーカレンダー2020」の申し込みがこのほど、開始された。撮影では、今年入社した新人アナウンサーの前島花音アナ、熊谷実帆アナも初参加した。

そんな前島アナと熊谷アナにカレンダー撮影の裏側をはじめ、ニッポン放送入社からこれまでについてなどを聞いた。

■オードリーの『ANN』で「泣いてしまいました」

  • 前島花音、熊谷実帆

    左から前島花音、熊谷実帆

――お2人はニッポン放送に入社される前から、ラジオを聴かれてきたかと思います。これまでどんな番組を聴いてきましたか。

前島:クリスマスにラジカセを買ってもらって、宝物でした。群馬県はニッポン放送の電波が入りにくかったのですが、ギリギリまでアンテナを伸ばして電波の入りやすい場所を探して、『オールナイトニッポン』を聴いたりしていました。特にナイナイさんの『オールナイトニッポン』をよく聴いていました。

熊谷:私も大好きでした。「歌謡祭」(「岡村隆史のオールナイトニッポン歌謡祭」)に行かせていただいて、すごくうれしかったです。その他だと、中村こずえさんの『みんなでニッポン日曜日!』というニッポン放送制作の番組をよく聴いていましたし、ハガキも送っていました。父とどっちが多く読まれるか競っていましたが、私の方が読まれる率が高かったです(笑)。秋田県出身で、車移動の生活だったんですが、その車の中でよくラジオを聴いてましたね。

前島:個人的に印象的だった放送だと、オードリーさんの『オールナイトニッポン』でマエケン(前田健)さんが亡くなった後の回は泣いてしまいましたね。若林さんが涙をこらえながらしゃべっているのを、春日さんが「そうだね」と聞いている様子に、胸を打たれました。そんな中、若林さんも「マエケンさんがこんなこと言ってたんだよ」と面白く話そうとされてるのに、深い愛を感じました。

■2人の関係は「良好中の良好です!」

――ニッポン放送のアナウンサーになって、半年以上が経ちましたが、ここまでを振り返ってみていかがでしょうか。

前島:先輩たちの背中がとても大きくて頼もしくて、でもすごく遠くて、というのを感じています。ひとつひとつのアドバイスがものすごく深く、背中を押してくれる言葉で、助けられています。そして、熊谷も本当にたくさん支えてくて、同期がいてくれなかったら全然違うと思います。

――お2人の関係は良好なんですね。どうしても同期で2人というと、バチバチの関係かと思っていました(笑)。

熊谷:それ、すごく言われるんですけど、良好中の良好です! 何かあると、すぐ「バチバチしてる」とか言われるんですけど、仲良いです(笑)。

――そうなんですね。熊谷さんはここまでのアナウンサー生活を振り返ってみていかがですか。

熊谷:私もアナウンス室のみなさんに支えられているとすごく感じます。特に印象に残っている言葉は2つあって、まず、上柳(昌彦)さんの「聴いてくれている人におみやげを渡すんだよ」という言葉です。「ただ自分の話をしても、せっかく耳を傾けてくれている時間を無駄にしてしまう。なにかひとつでも聴いててよかったと思ってもらえることを言えたらいいよね」と言われてから、すごくそれを大事にしています。もう1つは、ひろた(みゆ紀)さんの「滑舌やイントネーションを間違えないことももちろん大事だけど、それよりも伝わらないことを恐れた方がいい」という言葉です。そういった言葉の数々を大事にしています。