JR九州と西日本鉄道は23日、輸送サービスにおける連携に関する覚書を締結したと発表した。両社はさらなる地域への貢献を念頭に、輸送サービスの大きな変革への対応と企業価値の向上を実現するため、会社の枠を超えて連携し、利用者目線での「利便性の高い輸送サービスの実現」に取り組むことに合意した。
連携当初の取組みとして、MaaSの活用について具体的な検討を行い、両社の持つ公共交通を生かした情報提供サービスを展開することで、移動の利便性向上を図る。今後も利便性の高い持続可能な公共交通ネットワークの構築に向けて、新たなテクノロジーを活用しつつ、両社で連携して取り組んで行くとのこと。両社による取組みの具体的な内容は検討の進捗に合わせ、随時発表される。
今後の検討内容(例)として、両社が連携したMaaSアプリによる新たなサービスの提供、バス・鉄道の乗換利用の利便性向上(サイン・運行情報相互提供・乗換利用促進に資するダイヤの検討)など公共交通の利用促進につながる輸送サービスの提供、ビッグデータ活用と新たなモビリティサービス提供などの新しいテクノロジーを活用した輸送サービスの実現といった案が挙げられている。