俳優の三浦春馬がこのほど、主演を務めるカンテレ・フジテレビ系ドラマ『TWO WEEKS』(最終話 17日21:00~)のクランクアップを迎えた。

稲垣来泉(左)を抱きかかえる三浦春馬=カンテレ提供

監督からラストカットのOKが出ると、スタッフからの「結城大地役・三浦春馬さん、オールアップです!」という掛け声とともに、現場は大きな拍手が。立ち会った芳根京子から花束が手渡され、娘・はなを演じた稲垣来泉が駆け寄ると、三浦は「おいで!」と稲垣を抱きかかえた。

そして、「皆さん、本当にありがとうございました。スタッフの皆さんのいつも和気あいあいとした空気感が、僕たちキャストにとっても本当に助けになりました。とてもやりがいもあったし、エネルギーを逆にもらえるような現場でした。(稲垣を見つめながら)はなちゃんにもすごく助けてもらいました」とあいさつ。稲垣も笑顔で「どういたしまして!」と答えると、三浦も頬を緩ませた。

さらに、稲垣から「パパに本当の子供ができるまでずっと娘でいさせてください」とかわいらしいメッセージが送られると、三浦はいとおしそうに稲垣を抱き締め、再び現場は感動の拍手に包まれた。

あらためて、稲垣の存在について聞かれた三浦は「もちろん大きかったです。月並みな表現ですが、本当に来泉がはな役を演じてくれて良かったですし、彼女しかあり得なかったなって思います!」と、父性愛を描く今作で稲垣と親子役を演じられたことに感謝。

撮影を終えた感想として、「大きな達成感に包まれています。一番は娘というかけがえのない存在のために成長していく1人の男を演じられたことがとても財産になったと思いますし、今まで出会ったことのない感情に出会い、自分の芝居の可能性をこの作品によって広げてもらったなとも思っています」と振り返った。

また、「忘れられない20代最後の夏になりましたし、また自分は芝居が好きだなって思える現場をいただけたことをとてもうれしく思います」と、30代を目前に初の父親役に挑戦した作品への思いを語っていた。