JR東日本は2日、「新潟県・庄内エリアデスティネーションキャンペーン」(新潟県・庄内エリアDC)に合わせ、新潟市を中心とした観光型MaaSの実証実験を期間中の10~12月に実施すると発表した。

  • 「にいがたMaaS Trial」トップ画面イメージ

実証実験では、スマートフォン専用サービスとして開発した「にいがたMaaS Trial」を旅行者などに実際に使ってもらう。アプリではなく、ダウンロード不要のウェブサービスとして提供し、新潟市内での移動や観光に活用する。「にいがたMaaS Trial」は現在地から目的地までの経路検索機能に加え、飲食店・タイムズカーシェア・駅レンタカー・ホテルの位置を地図上に表示する機能、新潟市観光循環バスの走行位置を地図上に表示する機能なども搭載。駅レンタカーも特典価格で予約できる。

このサービスにクレジットカード登録することで、新潟市観光循環バス1日乗車券の購入も可能に。ウェブ上で決済を完了でき、スマートフォンの画面を見せるだけで、紙の1日乗車券と同様、観光循環バスが乗降り自由になる。紙の1日乗車券と同じく、観光施設などの割引特典も受けられる。

古町でお得に飲食が楽しめる「ほろ酔いチケット」も、「にいがたMaaS Trial」の利用でスマートフォンから購入可能に。登録したクレジットカードで決済すると、デジタルチケットとしてスマートフォン上に発行される。購入したデジタルチケットを対象店舗に提示し、デジタルスタンプを押印して使用する。その他、新潟駅併設の「ぽんしゅ館」での特典や、タイムズカーシェアのドライブチェックイン機能も搭載した。実証実験の期間は10月1日から12月31日までとなる。