味の素は8月30日、「睡眠に関する調査」を発表した。調査は2019年3月、20~50代男女1,200人を対象にインターネットで行われた。

調査では、「睡眠の満足度」「睡眠の質が高い」人が240人(全体の20%)存在し、「質の良い睡眠が取れている人」としているという。これは、平日の寝つき、平日の寝起き、睡眠の質に冠する3つの質問に関して、「とてもあてはまる」「あてはまる」「ややあてはまる」と回答した人となる。

そして「質の良い睡眠が取れている人」に就寝前の習慣を聞いたところ、「明日のスケジュールを確認したり、準備をする」(41%)、「TVやSNSやインターネットを見ている」(38%)、「ストレッチをする」(28%)、「読書をする」(25%)、「音楽を聴いたり、アロマをたく」(21%)、「飲酒」(11%)となった。

「質の良い睡眠が取れている人以外」と比較すると、読書、ストレッチにおける数値の開きが特に大きい。

  • 就寝前の習慣

また起床後の過ごし方を聞くと、「ゆっくり朝食を作ったり、コーヒーを入れたりする」(36%)、「TVや新聞、WEBなどでニュースをチェックする」(35%)、「朝日を浴びる」(28%)、「1日のスケジュールを確認する」(25%)、「部屋の空気を入れ替えたり、掃除をする」(16%)、「ジョギング、散歩、ストレットなど体を動かす」(10%)、「読書をする」(5%)となっている。

  • 起床後の過ごし方

続けて「質の良い睡眠が取れたと実感した日の気付き」を尋ねたところ、「気持ちに余裕があった」(35%)、「集中して仕事に取り組めた」(30%)、「朝食がおいしく食べられた」(28%)、「朝の仕事がはかどった」(27%)、「肌つやが良かった」「エネルギーにあふれている気がした」(20%)、「気持ちが前向きになった」(18%)、「朝から笑顔が出た」(14%)、「目の下にクマがなかった」(13%)、「新しいアイデアが浮かんだ」(11%)、「声の通りが良かった」「仕事でコミュニケーションが円滑にできた」(7%)という結果に。

  • 質の良い睡眠が取れたと実感した日の気付き

さらに「将来を考えた生活向上意欲について」聞くと、「仕事以外の生活をもっと充実させたい」(78%)、「印象の良い人になりたい」(75%)、「仕事の同僚や仲間と仲良くしたい」(74%)、「年収をアップさせたい」(73%)、「もっと仕事ができるようになりたい(スキルアップ)」(69%)、「新しいことに積極的に取り組みたい」(68%)、「昇格したい」(57%)、「魅力的なリーダーになりたい」(55%)となった。

  • 将来を考えた生活向上意欲について

同社は「日常生活の少しの工夫が良質な睡眠につながります。ポイントは体温と光、音を上手に活用すること」という。