JR東海は2022年度から東海道本線刈谷駅の改良工事に着手すると発表した。ホームの拡幅や可動柵の設置などの工事を順次行い、現在の地上駅は橋上に移転する。

  • 改良後の刈谷駅イメージ

改良の内容はJR東海と刈谷市との協議によって決まった。ホームは下り線・上り線ともに約6.2m拡幅し、下りホームは幅約12.6m、上りホームは幅約13.3mと、どちらも従来の倍近くに広げる。これにともない、1~4番のすべての番線に、全列車のドア位置に対応可能な可動柵を設置する。エスカレーターも上下ホームに各1基増設し、各ホーム3基とする。

コンコースは面積を従来の約1.5に拡張。自動改札は2通路増設し、11通路とする。駅構内には刈谷市が運営する地域交流拠点施設を新設する。

  • 可動柵設置のイメージ(写真は金山駅の試作機)

ホーム拡幅工事の着手は下りホームが2022年度、上りホームが2024年度。可動柵の設置は下りホームが2025年度、上りホームが2026年度。コンコースの改良など、その他の工事は2026年度までに完了する予定となっている。