• 金メダルの角山僚祐氏(左)と銀メダルの田村優介氏

イベントを終え、番組化を決めた制作者たちに早速インタビュー。このプレゼン大会の意義について、金メダルの角山氏は「千葉(悠矢『99人の壁』演出)の存在がでかいですね。ADでやってた彼に、番組が決まった瞬間逆転されるじゃないですか。本当にそういうことになるんだというのは、バラエティ部員全員が感じているところではあるので、すごくモチベーションになってる気はします」と語る。また、「深夜で2~3回やってそのまま終わっちゃうパターンも多いと思うんですけど、実際“土7”まで上がるパターンもあるというのは最近なかったので、それを彼がやってのけたのは、むちゃくちゃ刺激になってますね」と明かした。

銀メダルの田村氏は「ちょっと前は『企画を出しても通らないんじゃないか…』っていう感覚があったんですけど、プレゼン大会は自分の口で説明できますし、フラットな状態で企画を審査していただける。自分の口で自分の思いを伝えられるというのは、すごくモチベーションになってると思います」と実感していることを語った。

■編成と制作の風通しが向上

坪田氏は「この企画プレゼン大会を半年に1回やることによって、若いやつが通って上が落ちるということもあり、いい意味での闘争心が生まれてきました。それが日々の番組制作にプラスになればいいですね」と期待。田村氏は「プレゼン大会以外の機会でも企画が通るようになってきた感覚があります」と変化を語ったが、坪田氏も「この2年で、編成が第二制作(室)の企画力に対して、今までよりよく見てもらえるようになったと思います。プレゼン大会の効果だけじゃなくて、『VS嵐』などのレギュラー番組の好調も要因にありますね」と語る。

『99人の壁』以外にも、『外王』『BACK TO SCHOOL!』が、好評を受けて2回の単発放送と実績を重ねた。坪田氏は「バラエティって、10打数1安打だったら超売れっ子スター、普通の人なら20~30打席でヒットを打つか打たないかなんです。そう考えると、3回の企画プレゼン大会から番組化されましたので、結構いい打率じゃないかなと思います」と手応えを述べている。

  • 司会を務めた内田嶺衣奈アナ(左)と坪田譲治担当局長