JR西日本は6日、「熊本DCオープニング記念号」の運行に合わせ、新大阪駅新幹線ホームにて出発式を開催した。同列車に乗車する「くまモン」も出発式に参加し、JR東海・JR西日本の新大阪駅長とともに出発合図を行った。

  • 「くまモン」と新大阪駅長が「熊本DCオープニング記念号」の出発合図を行う(写真:マイナビニュース)

    「くまモン」とJR東海・JR西日本の新大阪駅長が「熊本DCオープニング記念号」の出発合図を行う

「熊本デスティネーションキャンペーン」(熊本DC)のオープニング企画となる「熊本DCオープニング記念号」(N700系8両編成「さくら583号」)は新大阪駅9時14分発・熊本駅12時41分着とされ、日本旅行主催の特別なツアーとして貸切運行。出発式で挨拶した熊本県副知事の小野泰輔氏は、熊本DC開催にあたり「熊本の良いところを磨き上げ、グルメや温泉など、より詳しく紹介できるように、さまざまな魅力を用意しています」と述べ、ツアー参加者へ「熊本の魅力を体感していただきたい」と話した。

出席者からツアー参加者代表へ記念品の贈呈が行われた後、テープカットに合わせて熊本県営業部長兼しあわせ部長「くまモン」が登場。列車が到着するまでの間、「くまモン」がツアー参加者らの集まる場所に行って交流を図る場面も見られた。

「熊本DCオープニング記念号」は9時9分頃、新大阪駅20番線ホームに入線。その直後にテープカットが行われ、続いてJR東海・JR西日本の新大阪駅長と「くまモン」による出発合図が行われた。「くまモン」が列車に乗車した後、「熊本DCオープニング記念号」はほぼ定刻に新大阪駅を発車した。熊本駅まで運行される間、「くまモン」が各車両を訪れ、ツアー参加者に「くまモン」グッズが贈られるほか、熊本県の県北エリア・県南エリア・天草エリアのおもてなし共演も行われるとのことだった。

  • 出発式ではツアー参加者代表へ記念品の贈呈も

  • ツアー参加者らの歓声とともに「くまモン」が登場。テープカットにも参加した

  • N700系8両編成の「熊本DCオープニング記念号」が入線。出発合図の後、JR東海・JR西日本の新大阪駅長らが列車を見送る

「熊本デスティネーションキャンペーン」は2019年9月30日までの開催。「五感、ひびく、観動旅 もっと、もーっと! くまもっと。」をキャッチコピーに、「くまもっと湯美人」「くまもっとグルメ」「くまもっと遺産探訪」「くまもっと観動絶景」「くまもっと感動体験」の5つのテーマで楽しめる素材・プランを提案するとともに、これまでにない熊本観光の魅力もアピールする。特別列車も企画され、8月末に大阪~熊本間で「サロンカーなにわ」を使用した「サロンカー明星号」、9月末に広島~熊本間で12系客車6両を使用した急行「阿蘇号」の復活運行が予定されている。