ソフトブレーン・フィールドは7月2日、「《働く主婦》の仕事と介護に関する意識調査」から介護経験者の調査結果を中心にまとめたものを発表した。調査期間は2019年5月9~15日、有効回答は20代以上の有職女性830人。

  • 介護を担うことになった場合、仕事と介護を両立したいと思いますか?

    介護を担うことになった場合、仕事と介護を両立したいと思いますか?

介護を担うことになった場合、仕事と介護の両立をしたいか尋ねると、「両立したいと思う」と答えた割合は67.2%に上った。

介護経験がある(現在介護を担っている)人のうち、介護期間中に「仕事をしていた」人は81.8%。介護時の就業形態は、「個人事業主やフリーランス形態」が60.3%と最も多く、次いで「パートタイムなどのアルバイト形態」が36.5%、「フルタイムなどの社員形態」が15.3%となった。

介護期間中の働き方を聞くと、75.1%が「平日に働いていた」と回答。このうち「フルタイム」で働く人は35.4%で、3割以上が「平日の大半を働きながら、介護と家庭を両立していた」(ソフトブレーン・フィールド)。一方、介護経験者のうち、介護が理由で「自分自身が離職の経験がある」は27.3%、「自分自身が離職予定」は1.3%、「家族の離職経験がある」は3.0%となり、介護離職経験者は自身の家族を含めて約3割に上った。

介護経験者が介護を行う上で心がけていることは、1位「頑張り過ぎない」(61.9%)、2位「完璧主義にならない」(49.8%)、3位「親族との会話の機会を増やす」(47.2%)、4位「予定通りにいかなくても、気にしない」(45.0%)、5位は同率で「仕事をする・社会とのつながりをもつ」「考え過ぎない・思い詰めない」(各39.8%)となった。