西武鉄道は1日、「西武・電車フェスタ 2019 in 武蔵丘車両検修場」を開催した。新型特急車両001系「Laview(ラビュー)」が展示され、10000系「ニューレッドアロー」による台車入れ作業の実演も。体験イベントやステージイベントも用意された。

  • 「西武・電車フェスタ 2019 in 武蔵丘車両検修場」の会場に「ラビュー」を展示(写真:マイナビニュース)

    「西武・電車フェスタ 2019 in 武蔵丘車両検修場」の会場に「ラビュー」を展示

武蔵丘車両検修場は埼玉県日高市にある西武鉄道最大の車両検修施設。地域住民や西武鉄道の利用者に向けて、電車に親しんでもらうことなどを目的として、同施設を特別に一般開放するイベントを毎年開催している。

イベント当日は池袋駅および元町・中華街駅から臨時直通電車も運行。電車ものまねで知られる立川真司さんが車内でパフォーマンスを行うイベント電車も運行され、所沢駅から武蔵丘車両検修場まで直通したという。

「西武・電車フェスタ 2019 in 武蔵丘車両検修場」は9時30分からスタート。保線作業を行うマルチプルタイタンパーが展示され、トラバーサー乗車体験、モーターカー乗車体験、車輪転がし体験をはじめ、表示器(LED)・主制御器・ブレーキの操作などを体験できるイベントが会場内の各所で行われた。11時から始まった台車入れ作業の実演では、10000系「ニューレッドアロー」の先頭車(10709号車)を使用。来場者らが見守る中、車体を持ち上げ、台車を車体に設置する作業が進められた。

  • 「スマイルモード」で展示された「ラビュー」。列車名は「特急 おくちちぶ」と表示された

電車撮影会は11時45分から行われ、新型特急車両「ラビュー」を笑顔に見える「スマイルモード」で展示。列車名は「特急 おくちちぶ」と表示された。デビュー間もない「ラビュー」を撮影できる機会ということもあり、開始前から鉄道ファンらによる長い列ができていた。会場内では、従来と異なる塗装の新101系が各所に置かれ、こちらも鉄道ファンらの注目を集めていた様子だった。

その他、40000系「パートナーゾーン」の公開、車両の床下や車内を一度に見学できる「電車ぐるぐる巡りツアー」、鉄道模型の展示、床下機器の展示と大正時代に設計されたというAK-3コンプレッサーの動態展示、実際に使用された鉄道部品の販売など実施。親子向けに「プラレール」コーナーが設けられ、駅員・乗務員の制服(こども用)を着用しての制服撮影会も行われた。

メインステージでは「スギテツ&小笠原聖 ミニライブ」「立川真司 ものまねステージ」、若手声優を中心に結成されたバスケットボールリーグ「声優Jrバスケ3×3(SJ3.LEAGUE)」によるトークショーと来場者参加型のシュートチャレンジなどを開催。西武鉄道グッズの販売コーナーに加え、全国の鉄道事業者が出展してのグッズ販売もあり、多くの来場者でにぎわっていた。

  • 台車入れ作業の実演。「ニューレッドアロー」の先頭車(10709号車)が使用された

  • 会場内に従来と異なる塗装の新101系も

  • マルチプルタイタンパーが展示されたほか、トラバーサー乗車体験やモーターカー乗車体験も実施

  • 会場内に床下機器を展示。AK-3コンプレッサーは大正時代に設計されたもので、今回は3年ぶりに動態展示されたという

  • 鉄道部品の販売も実施。電車の床下や車内を見学できる「電車ぐるぐる巡りツアー」も行われた

  • 会場内の各所で体験イベントが行われ、こどもたちを連れた家族や鉄道ファンらが参加していた

  • 親子向けに撮影スペースや「プラレール」コーナーが設けられた。鉄道模型の展示も

  • メインステージではクラシックデュオ「スギテツ」や、鉄道ものまねで知られる立川真司さんらがミニライブを開催。全国の鉄道事業者によるグッズ販売等も行われた