エアトリは5月22日、「公的年金」に関する調査の結果を発表した。調査は2019年5月9日~5月13日、20代~70代の男女1,211名を対象にインターネットで行われた。

  • 現在、公的年金は受給開始年齢を繰り下げたり、繰り上げたりすることができることを知っていますか?

     現在、公的年金は受給開始年齢を繰り下げたり、繰り上げたりすることができることを知っていますか?

公的年金が受給年齢を繰り下げたり、繰り上げたりできることを知っているか聞いたところ、60代(95.8%)、70代(96.1%)は9割以上の人が「知っている」と答えた。年代が下がるにつれて割合は減少し、20代では29.4%が「知らない」と回答している。

  • 受給開始年齢を受給者が自由に選べ、その年齢によって受給額が変わる制度についてどう思いますか?

     受給開始年齢を受給者が自由に選べ、その年齢によって受給額が変わる制度についてどう思いますか?

受給開始年齢が選べ、その年齢によって受給額が変わる制度について聞いたところ、「賛成」が最も多く46.8%となり、「反対」は11.7%となった。反対と回答した人は若い世代に多く「若い人の負担が増える」といった意見や、「自分がその世代になった時にもらえない気がする」という声が寄せられた。

  • 受給者が受給開始年齢を自由に決めて良い場合、何歳から公的年金を受給しますか?

     受給者が受給開始年齢を自由に決めて良い場合、何歳から公的年金を受給しますか?

何歳から公的年金を受給したいか聞いたところ、「65~69歳」(43.0%)、「60~64歳」(31.4%)と60代での受給を希望する人が多い結果となった。「金額よりも開始時期を重視したい」という声や、「健康のうちに旅行したい」という意見が見られ、定年とともに年金を受給し余暇を楽しみたい人が多いことが推測される。

また、定年後にやりたいことを尋ねたところ、「旅行」(88.0%)が最も多く、「食べ歩き」(33.4%)、「運動」(32.3%)と続いた。

  • 老後の趣味に月どのくらいのお金をかけていますか? (年金受給者) かけたいですか? (年金未受給者)

     老後の趣味に月どのくらいのお金をかけていますか? (年金受給者) かけたいですか? (年金未受給者)

老後の趣味に月いくら使うか聞いたところ、年金受給者、未受給者ともに1位は「1万円以上3万円未満」(年金受給者36.9%、年金未受給者37.6%)、続いて「3万円以上5万円以下」(年金受給者21.7%、年金未受給者26.4%)となった。