東京急行電鉄は19日、現在実施中の世田谷線50周年記念企画のひとつとして、2017年9月の玉電開通110周年記念イベント時に運行し、好評となった「幸福の招き猫電車」を5月12日から復活させると発表した。

  • 「幸福の招き猫電車」側面イメージ

  • 「幸福の招き猫電車」側面イメージ

世田谷線50周年記念企画は、「玉電」の名で親しまれた玉川線が1969(昭和44)年に廃止され、世田谷線として三軒茶屋~下高井戸間で運行開始してから50周年を迎えたことを記念し、実施されている。東急電鉄では唯一の軌道線として、「玉電」当時の面影を残し、魅力ある旧跡名所や古くからの商店街が点在している世田谷線は、沿線住民を中心に、近年では外国人観光客からも親しまれているという。

「幸福の招き猫電車」は、沿線名所のひとつで招き猫発祥の地といわれる豪徳寺の協力の下、豪徳寺の招き猫をデザインした車体ラッピングを施し、招き猫型の吊り手に加え、床面にねこの足跡もデザイン。見ても乗っても楽しい遊び心にあふれた電車となっている。前回運行時と比べて、新たに車体前面に猫耳が描かれるなど、より「猫感」を強くパワーアップして復活するという。

  • 「幸福の招き猫電車」前面のイメージ

  • 招き猫型の吊り手

「幸福の招き猫電車」は世田谷線の300系1編成(2両編成)を使用し、三軒茶屋~下高井戸間で5月12日から運行(終了時期は未定)される。