2019年4月30日に幕を下ろす「平成」では、数々の名バラエティが生まれたが、どの番組が高視聴率を獲得したのか。当記事では「バラエティ番組」の高視聴率ランキング(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を紹介する。
ビデオリサーチ社ホームページより、歴代世帯視聴率ランキングから平成に放送された番組を抜粋して作成。タイトルが同じものは同一番組とし、最高の1放送回を抽出している。
■芸能・バラエティ
「芸能・バラエティ』の1位は『行列のできる法律相談所』(07年8月19日放送)。この日は、直前の『24時間テレビ』放送時間内にチャリティーマラソンランナーの萩本欽一がゴールできず、『行列』内でゴール場面を生放送した。
2位『SMAP×SMAP』(02年1月14日)は、稲垣吾郎が不祥事から復帰した生放送の回。3位『めちゃ×2イケてるッ!』(04年10月9日)は、関東に台風直撃の中、若槻千夏が抜き打ちテスト最下位となって話題を集めた回だ。
■クイズ・ゲーム
「クイズ・ゲーム」の1位は『平成教育委員会』(95年3月4日放送)。この日は、MCの北野武(ビートたけし)が前年8月のバイク事故から復帰した回だった。
2位『マジカル頭脳パワー!!』、3位『投稿!特ホウ王国』、6位『クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!』は、いずれも日本テレビの五味一男氏が手がけた番組で、94年に日テレがフジテレビを抜いて視聴率トップに立った際の大きな原動力となった。
■音楽番組
「音楽番組」の1位は『HEY!HEY!HEY!』(99年6月21日)で、この日は、当時彗星のごとく現れた宇多田ヒカルの初登場回。3位の『ミュージックステーション』も同様で、宇多田がいかに世間の注目を集めていたかが伺える。
なお、2位の『速報!歌の大辞テン!』も、『SHOW by ショーバイ!!』の後番組として五味氏の手がけた番組となっている。