お笑いコンビ・EXITが、30日深夜(深夜3時~)に放送されたニッポン放送『オールナイトニッポン0(ZERO)~決戦!お笑い有楽城~』で優勝し、『オールナイトニッポン0(ZERO)』の単発パーソナリティ権と優勝賞金10万円を手にした。

  • 左からりんたろー。、兼近大樹

この番組は、各芸能事務所イチオシの若手芸人がラジオ形式でのトーク力を競うというもの。EXITの他、アナクロニスティック、 紺野ぶるま、 サツキ、 ちゃちゃ丸、 土佐兄弟、HENHEN事変、 マカロン、 山下カズオ、 ゆーびーむ☆、 ロングアイランドが出場し、審査員を松村邦洋、アイドルグループ・SKE48の大場美奈、『オールナイトニッポン』プロデューサーのニッポン放送・冨山雄一氏が務めた。

"チャラ男キャラ"のEXITは、トップバッターとして出場した予選ラウンドを1位で勝ち抜き、続く決勝ラウンドでも会場の爆笑をさらい優勝に輝いた。優勝が発表されると、EXIT・兼近大樹は「ホントに良いの? こんなチャラ男が頂いちゃって」と喜びつつ、「ゲスト呼べるんだったら、ここにいる全員呼んじゃいます」と他の芸人への配慮も見せた。また、りんたろー。は「優勝させていただいて、本当にありがとうございます。この機会を無駄にしないように頑張りたいと思います」とあいさつした。

「楽しみながらやっていた」(松村)、「会場も爆発的にウケていた」(大場)、「オードリーさんの後の放送(土曜 深夜3時~)というところで、どういう放送になるか今から楽しみ」(冨山氏)とそれぞれ審査員が評価したEXIT。優勝決定直後、2人が囲み取材に応じた。

  • 『オールナイトニッポン0(ZERO)~決戦!お笑い有楽城~』出演者

りんたろー。は「ある程度、流れを決めていたんですが、兼近がその通りに一切やらないんです(笑)。だから何とでもなれという感じで。緊張はあまりしなかったです」と裏側を語った。そして兼近は「『勝てる訳ない』と思って、トップバッターを選んだので。チャラ男がぶち上げて、放送が盛り上がるためにトップバッターを選びました」と振り返ると、りんたろー。から「良いヤツじゃん!」とツッコまれていた。

実際にラジオブースをつくり、会場の笑い声が聞こえない環境でのトークだったことについて、りんたろー。は「聞こえない分、自分たちだけで楽しくなっちゃいました(笑)」、兼近は「確かに。時間制限がなかったら、ずっとしゃべってました」とまだまだ話足りないことをアピールした。

優勝賞金10万円の使い道を聞かれると、兼近は「クラブで"泡パ"ぶっかましです!…まだ"泡パ"やったことないんですが、これから頑張っていこうかなと」と意気込むと、りんたろー。は「貯金をぶっかまします」と堅実な一面を見せた。

また、『四千頭身のオールナイトニッポン0(ZERO)』に出演した際、「オールナイトニッポン0(ZERO)のパーソナリティができなかったら、坊主にする」という公約をしていたと言い、兼近は「マジ坊主逃れられました。有言実行かませたので、ラッキーです」と胸をなで下ろした。

単発パーソナリティ権の座を手にした『オールナイトニッポン0(ZERO)』は深夜3時からの放送となるが、りんたろー。は「兼近はいつも夜12時には寝てるんです。3時大丈夫かな」と懸念も。兼近は「マジ寝溜めかまさないと。絶対眠くなっているから。深夜はキツイ(笑)」と"チャラ男"らしからぬ一面を見せていた。