■「3Aは宝」の思い

――楽しみにしています。ツイッターには「3Aは宝」ということも書いてありました。撮影を終えたのは、最終回の直前だったんですよね。

そうですね、2週間ぐらい前だと思います。

――これまで数々の作品に出演してこられましたが、『3年A組』はどのような位置付けの作品になりましたか?

今までも1つ1つ出来る限りのことはやってきましたが、一番濃い撮影でした。たぶん、今までで一番モチベーションも高かったと思います。やっぱり、同世代がたくさんいて刺激があって、「あいつには負けねえ」みたいなムードがあって。それでモチベーションがどんどん上がっていったような気がします。

――撮影が進むにつれて高まっていったんですね。

萩原利久と仲良いんですけど、僕の場合は、撮影が始まる前から利久と2人で何回か話をして、入りのタイミングでも他の人よりモチベーションを高く保てたような。撮影がはじまってからもそれがどんどん高まっていって。台本を読んでお互いの感想を言ったり、周りのメンバーについて話したりしました。

――撮影終了の瞬間は?

満足感というか、達成感がありました。でも、クランクアップの1週間、2週間前ぐらいから結構さびしかったです。もう、終わっちゃうのか……と。本当に、学校の卒業式みたいな感覚でした。

――菅田将暉先生は共演していかがでしたか。

最強でした(笑)。

――みなさん、前室では和気あいあいとして教室内ではガラリと変わるそうですね。

前室では和気あいあいとしているメンバーと、集中しているメンバーと分かれていました。

――神尾さんは?

僕はずっとふざけてました。

――今の流れは集中しているグループかと(笑)。

ずっとふざけていました。前室で集中しても、セットに入ったらまた変わるので。前室は切り替えて楽しんでいました。決してふざけられる現場ではなかったんですけど、ふざけられるのが前室ぐらいしかなかったので。現場に入ったらふざけられない。

――それであの熱演につながるわけですから、それでよかったのかもしれませんね。

きっと、うるさいと思ったメンバーもいたんじゃないですかね(笑)。それぞれ役の入れ方とか集中の仕方が違うので。

――ありがとうございました。新たな出演作が楽しみです。それから、TGCにも注目しています。

ありがとうございます。会場の雰囲気にのまれないように頑張ります(笑)。

■プロフィール
神尾楓珠(かみお・ふうじゅ)
1999年1月21日生まれ。東京都出身。身長174センチ。O型。2015年、高校1年生でサッカー部を退部後、現事務所のオーディションを受けて芸能界入り。同年、24時間テレビドラマスペシャル『母さん、俺は大丈夫』(日本テレビ系)で役者デビューを飾り、その後、『兄に愛されすぎて困ってます』(17・日本テレビ系)、『監獄のお姫さま』(17・TBS系)、『シグナル 長期未解決事件捜査班』(18・フジテレビ系)、『恋のツキ』(18・テレビ東京系)、『こんな未来は聞いてない!!』(18・フジテレビ系)、『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(19・日本テレビ系)などのドラマに出演。映画『うちの執事が言うことには』(2019年5月17日)、『HiGH&LOW THE WORST』(2019年10月4日)の公開を控えている。