女優の石原さとみが、7月期に放送されるTBS系火曜ドラマ『Heaven?~ご苦楽レストラン~』(毎週火曜22:00~)で主演を務めることが27日、明らかになった。

  • 福士蒼汰、石原さとみ、志尊淳、勝村政信、岸部一徳、段田安則

    左上から時計回りに、福士蒼汰、石原さとみ、志尊淳、勝村政信、岸部一徳、段田安則

1999年から2003年まで『週刊スピリッツ』(小学館)で連載された佐々木倫子氏による漫画『Heaven? ご苦楽レストラン』を実写化。「オーナーの、オーナーによる、オーナーのためのお店」である「ロワン・ディシー<この世の果て>」という名のフレンチレストランを舞台に、風変わりなオーナー・黒須仮名子(くろす・かなこ)と個性あふれる従業員たちが巻き起こす“至極のフレンチレストランコメディー”を描く。

石原が演じるのは、お店を繁盛させる気など毛頭なく、「自分が心ゆくままにお酒と食事を楽しみたい」という己の欲求を叶えるためだけに店を開いた“超変わり者”のオーナー・黒須仮名子。そんな仮名子を支える笑顔が苦手なシェフドラン・伊賀観には福士蒼汰が決定。ハチャメチャなオーナーと個性的な従業員たちの暴走をまとめる重要な役どころで、石原とは初共演となる。

また、伊賀に憧れる元・美容師見習いの無邪気なコミドラン・川合太一役には志尊淳。さらに、牛丼屋の店長を5年務めていた経歴を持つ店長・堤計太郎役に勝村政信、在籍した店が次々に潰れる不運の天才シェフ・小澤幸應役に段田安則、資格取得が趣味で、元銀行役員のソムリエ・山縣重臣役に岸部一徳が決定した。

キャストとプロデューサーのコメントは以下の通り。

■石原さとみ
面白くて笑える、今までの“レストランモノ”とは違う視点の原作に、これを実写化したらどうなるんだろう、とワクワクざわざわ(笑)しながら一瞬で読み終わりました。こんなにもツッコミどころの多い役柄は久し振りです! その時の気分で本音を言いまくる最高に自由な生物、黒須仮名子をとことん楽しんで演じていきたいと思います。原作ファンの皆様、そしてまだこの原作を読んだことがない方にも、“諦観の笑み”を習得してもらえるよう、頑張りたいと思います。7月の火曜よる10時はぜひ何も考えず、気軽に(笑)『Heaven?~ご苦楽レストラン~』をお楽しみください!

■福士蒼汰
濃いキャラクターが沢山登場する『Heaven?』ですが、僕が演じさせていただく伊賀観という人物は、様々な出来事や人々にことごとく振り回されるので、視聴者のみなさんに近い目線になるのではないかと思います。今は、そんな彼がもしかしたら一番変わっているのでは? などと想像を膨らませながらとても楽しく原作・脚本を読ませて頂いています。石原さん演じるオーナー仮名子の言葉が笑えたり、胸に突き刺さったり、言葉の力がある作品でもあると思います。ぜひレストラン経営の一員になったつもりで彼女の声を聞いてみてください。自分もこのドラマに登場する、人・料理・空気を愛してもらえるように演じていきたいと思いますので、毎週火曜は『Heaven?』を楽しんでご覧いただけたら幸いです。

■志尊淳
原作を読ませて頂き、ページをめくればめくるほど、その先に待っている未来が気になり、そして期待をはるかに超える展開が待っていました。この作品がどのようにドラマとして完成するのか、ワクワクが止まりません。この作品で生きられる喜びを噛み締め、皆様に最高の“お料理”を届けられるように努めます。楽しみにしていてください!

■勝村政信
石原さとみちゃんの二十歳の誕生日。二人でニューヨークのエンパイア・ステート・ビルの屋外展望台で、燃えるような夜景を眺めた。クリスマスイブの摩天楼からの夜景は、この世のものとは思えないくらい美しく、生涯忘れることができない。もちろん番組だが。さとみちゃんの二十歳の誕生日をなぜ僕と迎えることになったのか、未だに理由はわからない。その時からさとみちゃんを勝手に娘のように思っている。素敵な女優に成長したさとみちゃんにまた会えるのが今から楽しみで仕方がない。

■瀬戸口克陽プロデューサー
連載当時から原作の大ファンで、今回ようやく念願が叶い、最高のキャスト、心強いスタッフの皆さんと一緒に、“レストランモノ”の常識を覆すこの作品に挑めることに、心からワクワクしています。“王道でありながら予測不能のコメディー”を全力でお届けしますので、ぜひご期待下さい。