俳優の風間俊介が13日、東京・白金台の八芳園で行われたテレビ朝日系ドラマ『やすらぎの刻~道』(4月8日スタート、毎週月曜~金曜12:30~)の制作発表記者会見に出席した。

  • 『やすらぎの刻~道』に出演する風間俊介

2017年4月~9月に放送された『やすらぎの郷』の続編にあたる今作。前作のキャストが数多く続投する中、今作から出演する風間は「台本を読んだ時から、本当に素晴らしい作品に出演させていただけると感じていました」と喜びをあらわにし、「これからの俳優人生のみならず、僕の人生において大きな意味を持つ作品に参加させていただいていると、ひしひしと感じています」と続けた。

テーマは「日本の原風景」ということで、記者からは「自分にとっての原風景は何か?」との質問も。この問いに対して風間は、ジャニーズ事務所のオーディションを受けに行った時のことを振り返り、「その場所がテレビ朝日(旧社屋)の第1リハーサル室、通称“1リハ”というところだったんですね」と切り出した。

その場所を「多くの僕ら世代の人間たちにとって、人生が変わっていった場所」と熱っぽく表現した風間。新社屋になったことで“1リハ”はなくなってしまったものの、「心の中にある“1リハ”の景色が、原風景かなと思います」と力説し、「今回、たまたまテレビ朝日さんにお世話になるということで、原風景から今に至るなぁと感じております」と、感慨深げな表情を見せた。

会見では、がん治療に専念するため、ヒロイン・しの役を降板した女優の八千草薫について言及される場面も。代役を務める女優の風吹ジュンは「せめて八千草さんには楽しんでいただけるような『しの』にしたいと思います」と宣言した。

また、少女時代のしのを演じる女優の清野菜名は「八千草さんには最初に『一緒に頑張りましょうね』と声をかけていただきました」と回想。出演が叶わなかったことを残念がりながらも、「その言葉を最後まで自分の胸に入れて、風吹さんと一緒に頑張っていきたいと思います」と、力強く意気込みを語った。

この制作発表記者会見には、倉本聰氏、橋爪功、石坂浩二、浅丘ルリ子、いしだあゆみ、板谷由夏、大空眞弓、丘みつ子、加賀まりこ、上條恒彦、草刈民代、笹野高史、ジェリー藤尾、名高達男、藤竜也、松原智恵子、水野久美、ミッキー・カーチス、山本圭も登壇した。