「お前、あれでやめときゃ伝説だったのにな」――。デビュー作『美しい夏キリシマ』を見返した父・柄本明から、そんな言葉を掛けられた柄本佑。7日に放送された日本テレビ系トーク番組『おしゃれクリップ』(毎週日曜22:00~)では、父との関係や妻・安藤サクラとの結婚秘話を語った。
俳優一家の柄本家。弟の時生について、柄本は「仲は良いです。ケンカ?全然ないんですよ。ゼロですね」と明かし、「同じ仕事をしているというのもあるし、2人でユニットを組んで舞台をやらせてもらったりとかもしてます」と説明した。
さらに、「うちの父が芝居のことに関すると非常に厳しい父親だったので、兄弟であり、ちょっと父に立ち向かう同志のような感じもあって」と振り返る。
一方で、父・明については、「芝居のことになると見境がなくなる」と告白。実家の地下が稽古場兼劇場、2階が住居であることから、明と母・角替和枝さんが衝突することもあったといい、「親父から電話がかかってきて、『やってしまった』と。『一緒に飯食わねえか』と言われて。中間管理職(笑)」と苦笑いを浮かべた。
その際は自身が間に入り、和枝さんの話を聞いた後、明と3人で食事に出掛けたといい、「父であり師匠である存在ですから、それはしょうがないのかなと」と納得顔だった。
番組では、デビュー作となった2003年公開の主演映画『美しい夏キリシマ』が紹介される場面も。最近になって明が見返したそうで、「『お前、あれでやめときゃ伝説だったのにな』って言われて。『続けちゃってるもんな』って」と苦笑した。
その他の作品で明から「良かった時は連絡なし。悪かった時はメールで『やめろバカ』って来ます」とのこと。「ある時期は『柄本明』ってメールが来ると、開かずに削除していました」と拒否反応を示していたという。
番組では、2012年に結婚した安藤との交際秘話も披露。交際当時、安藤の父で俳優の奥田瑛二から「3年付き合って、まだそういう想いがあったら結婚しろ」と言われたことを明かした。
その後、1年目は通いで交際し、2年目は安藤が柄本家に居候。さらに3年目は柄本が安藤家に居候していたという。
結婚後も家族ぐるみの関係は続いているそうで、「俺とサクラさんがケンカをするとするじゃないですか。うちの奥さんは柄本家に逃げ込むんですよ」と説明。「俺の文句を和枝ちゃんや明に言う。そういう関係にすごく助けられた」と明かした。
番組の最後には、改めて父への思いを吐露。明について「憧れじゃないけど、お手本」と表現し、「誰よりも自分に厳しくて、誰よりも怖がりでっていうのがうちの父なので。それはすげえなって思います」と尊敬の眼差しを向けていた。
この放送は、TVerで見逃し配信されている。
【編集部MEMO】
柄本佑は、1986年12月16日生まれ、東京都出身。父は俳優の柄本明、母は俳優の角替和枝さん、弟は俳優の柄本時生。2003年の映画『美しい夏キリシマ』で主演を務め、同作で第77回キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞などを受賞した。以降、映画・ドラマ・舞台で幅広く活躍し、映画『きみの鳥はうたえる』『素敵なダイナマイトスキャンダル』などで第73回毎日映画コンクール男優主演賞を受賞。近年もNHK大河ドラマ『光る君へ』で藤原道長を演じるなど、確かな演技力で存在感を放っている。妻は俳優の安藤サクラ。主演映画『メモリィズ』が6月12日より公開される。
