大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)は21日、中央線・長堀鶴見緑地線のダイヤ改正を3月16日に実施すると発表した。中央線では終発時刻を20分繰り下げ、長堀鶴見緑地線では混雑緩和と利便性向上のため輸送力を増強する。

  • 地下鉄(Osaka Metro)中央線はダイヤ改正後、コスモスクエア発森ノ宮方面の最終列車を20分繰り下げる

中央線のダイヤ改正では、コスモスクエア駅23時57分発・森ノ宮駅24時18分着で運転される現行の最終列車の後、コスモスクエア駅24時9分発・森ノ宮駅24時29分着、コスモスクエア駅24時17分発・森ノ宮駅24時38分着の列車2本を増発。終発時刻を20分繰り下げるとともに、東海道新幹線の下り「のぞみ」最終列車(東京駅21時23分発・新大阪駅23時45分着)からの接続が改善され、御堂筋線なかもず行の最終列車(新大阪駅24時2分発)から本町駅で中央線森ノ宮方面の列車へ乗換え可能になるという。

■長堀鶴見緑地線、平日朝夕など運行本数増やす

長堀鶴見緑地線のダイヤ改正では、平日朝夕ラッシュ時間帯の運行本数を増やして混雑緩和を図り、あわせて昼間・深夜時間帯の運行間隔も短縮する。

平日朝ラッシュ時間帯は「3分~3分40秒」間隔の時間帯を拡大。今里筋線と接続する蒲生四丁目駅では現在、大正方面の7時22分発から8時55分発まで93分間、おおむね「3分~3分40秒」間隔の運行だが、ダイヤ改正後は7時9分発から9時6分発まで117分間に拡大される。御堂筋線と接続する心斎橋駅では現在、門真南方面の7時53分発から9時24分発まで91分間、「3分~3分40秒」間隔の運行だが、ダイヤ改正後は7時39分発から9時45分発まで126分間、「3分~3分30秒」間隔の運行となる。

平日夕ラッシュ時間帯は「3分30秒~4分30秒」間隔の時間帯を拡大。蒲生四丁目駅では現在、大正方面の16時47分発から18時19分発まで92分間、「3分30秒~4分」間隔の運行だが、ダイヤ改正後は16時48分発から18時52分発まで124分間に拡大される。心斎橋駅では現在、門真南方面の17時13分発から18時53分発まで100分間、「3分30秒~4分30秒」間隔の運行だが、ダイヤ改正後は17時12分発から19時25分発まで133分間に拡大される。

平日・土日祝日の他の時間帯も運行間隔が短縮され、昼間時間帯の10~16時台は現行の7分間隔から6分40秒間隔に。深夜時間帯は22時台の門真南方面に関して、現行の10分間隔から7分30秒間隔に短縮する。門真南発大正行の始発時刻は現在より11分繰り上げ、5時1分発として利便性向上を図る。